ドーピングに関して

今朝の朝日新聞にチェスの大会参加者がドーピング違反で失格との記事がありました。チェスは頭脳スポーツとしてスポーツ団体に加盟しているのでドーピングの対象協議になるそうです。この是非はともかく、スポーツをする以上ドーピングの知識は必要不可欠になってきたようですね。


ドーピングで問題となる薬物は毎年変化しており、去年までOKでも今年はダメだとか、昨年ダメでも今年は一定条件での使用は許されるとか、覚えの悪くなった頭には記憶できるものではありません。


それに加え、意外な薬物が禁止対象になっていることもあり我々医療者も注意しないといけませんが、意識は決して高くありません。スポーツをしていることを告げて受診するなり、薬を購入することが大切です。


以前の私は(3〜4年前まで)漢方薬ならOKと思っていました。一部興奮作用のある生薬が禁止されていますが、昨年他の生薬も要注意だと知り、記憶に頼る判断は誤る元だと思っています。


禁止薬物を使用すればドーピング違反に問われ、競技での成績は残らず、数年に渡る競技への参加も禁止されれば競技者生命も危ぶまれます。不幸にしてドーピングになる選手を出さないためには、我々医療者だけでなく選手たり得る人に広く啓蒙する必要があるでしょう。


選手や指導者だけでなく家族にも知識を広めることが大切でしょう。そうすると中学生あたりから学校でのドーピング教育は始めるのが効果的と考えます。


2年後には新潟国体が開催されます。県内の選手からドーピング違反が出ないことを願いますし、運動に関わる人に認識を新たにして頂きたいと思います。


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新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局
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