厚生労働省は今冬のインフルエンザ流行は終息に向かっていると発表をしました。冬が終わり春が来ると素直に喜べればいいのですが、ちょっと気になる点を述べたいと思います。
昨年は3月頃からインフルエンザが大流行しました。また7月頃沖縄でインフルエンザの流行がありました。これが関係あるのかないのか、現時点ではわかりませんが沖縄の流行はインフルエンザの流行パターンが温帯型から亜熱帯型の流行パターンに近づいているのかもしれないと一部の専門家は述べています。
新型インフルエンザは、東南アジアの鳥インフルエンザが変化して発生する可能性が高いと考えられていますが、流行期が今まで通り冬だけとは限りません。あくまでも可能性ですが、昨年の沖縄のように夏にインフルエンザの流行を迎えることも考えられるのです。
日本の夏は湿度が高いので、インフルエンザが流行するのは今のところ考えにくいのですが、梅雨に入る前の春〜初夏なら流行する条件はある程度揃っています。昨年のことを考えると、もう少し油断しないで注意したいものです。
流行パターンの変化とは無関係に、タミフルが効かないインフルエンザウィルスの流行が日本で確認されました。タミフルの耐性は欧州では2〜3割で検出されたとする報告があり、新型インフルエンザウィルスがタミフルの耐性を獲得しても不思議ではありません。
日々温かさが増し過ごしやすい頃ですが、インフルエンザに関しては世界的な動向を常にチェックする必要があるのではないでしょうか。
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