糖尿病による失明を防ぐには

今日はホワイトデーですねぇ。若かりし頃に比べ、年々このような行事とは無縁になってくるのは寂しい気持ちがあります。それでも義理チョコとはいえ、いくつか頂いたので義理堅くお返しを準備しました。(正確に言うと準備したのはチョコを食べた我が女房殿で、私は渡す役です)


さて甘い食べ物を多く摂り過ぎると、終には糖尿病になります。糖尿病患者数は増加を続けており、糖尿病の合併症による、失明・足の切断・透析の導入も増加し医療費高騰の一因となっています。


いろいろ調べている最中ですが、糖尿病による失明は毎年2500人〜3000人と報告されています。私が住む長岡市で人口換算すると、毎年7人前後の方が糖尿病により光を失っている計算になります。


糖尿病は全身の血管がボロボロになる病気で、その結果太い血管が傷害されれば心筋梗塞脳卒中などに、細い血管が傷害されると網膜症や腎症を発症します。


これらの血管障害を防止するには血糖値の管理はもちろんですが、血圧の管理も重要とされています。特に血圧管理を厳格にすることで太い血管病(心筋梗塞脳卒中)を抑えることが出来ると、いくつもの報告があるのです。


細い血管においても同様と思われますが、FIELDという大規模な研究によりフェノフィブラートを用いた脂質管理を行った結果、失明につながる網膜症のレーザー治療を30%、足の切断は38%減少できたと発表された。


脂質管理の重要性は今までも認知されスタチンを中心に使用されているのですが、FIELDにより中性脂肪の低下・+αの効果が細い血管の障害を大きく抑えることを示している。糖尿病の初期(出来れば境界域)から脂質管理を行えばもっと大きな予防効果が期待できると私は思っています。


現在の保険制度では、脂質異常のない糖尿病患者にフェノフィブラートやスタチンなどの脂質低下薬を使用することは出来ません。もちろん薬局で勝手に販売することも出来ませんが、フェノフィブラートに代わるものとして”田七人参”に目をつけています。


田七人参は古来より、血管の病気に対して広く使用されています。加えて中性脂肪コレステロールの低下作用があり、その働きはフィブラートに似ているのです。したがって糖尿病の早期から田七人参を使用すれば、失明や透析を減らせるはずだと私は考えます。


田七人参100%の原末を1日3gとして1ヶ月4000円弱のコスト(ひろはし薬局の田七人参)。糖尿病の通過点として失明・透析・足の切断などを考えると割安で効果的な予防法として普及してもらいたいと思います。


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