わらじ医者こと早川一光先生

薬剤師の社団組織、日本薬局協励会の全国大会で大阪に行って来ました。途中京都に立ち寄りいくつかのお寺を拝観し奈良県境に近い井出町に江戸時代中期の名医中神琴渓のお墓を訪ねお参りをしてきました(かなり苦労して探しました)。


日曜日は大会が終わった後にやはり京都で活躍している”わらじ医者”早川一光先生を訪ねお話を伺ってきました。84歳の早川先生は常に、患者のため、住民のため、真の医療のため、を考えておられる方で著書も多くTVなどでも放送されてますからご存知の方も多いと思います。


地域医療・在宅医療は最近注目されるようになったと思いますが、どんな病気にも環境(特に食住環境と社会的環境)要因が関係する以上、早川先生のように気軽に往診に行く姿勢は非常に大切だと考えます。


薬剤師にとって地域医療にどのように関与するか・できるかを質問することが訪問の一つの目的でした。併せて今行っている相談主体の方法に対する悩みなどに対するアドバイスも受けたいと考えていました。


午後6時過ぎから9時過ぎまでの約3時間、初対面の私に真剣に対処して下さりあっという間に時間が過ぎました。私が行っている相談主体の薬局経営は効率的とは言えず、薬を必要としない相談も1割程度あることから利益も上げられません。相談者のことを思えば不必要な薬は販売する必要がありませんからね。


「これはこれでいいのかな」と話を伺って思えるようになっています。ただ改める部分もありますので徐々に変更しようと考えています。話題のメタボリックシンドロームにしても生活習慣に切り込むには薬局の中にいてはダメでしょう。


早川先生のように(ちょっと意味が違うのですが)積極的に家庭の状況を把握しないと、その人に本当に必要なアドバイスができないでしょうね。相手が誰だって運動と食事では有効な指導にはなりません。大変ですが薬剤師が薬局の中に収まっている時代は過去のものと考えるべきでしょう。


数年前からそのように思い、訪問相談・出張ミニ講演などをアピールしてきました。薬草観察会もその一環の事業ですし、薬草を使った料理や化粧水作りの講習会も今年は計画しています。あなたに「こんな話が聞きたい」など希望があれば遠慮なく依頼下さい。詳しくはホームページをご覧下さい。


早川先生にいくつか宿題を出されました。その一つが「私を長岡で講演させろ」です。どなたか早川先生の話を聞いてみたいと思う方は私に連絡くだされば、交渉の窓口として協力します。”わらじ医者”で早川先生のホームページにたどり着くと思いますから是非そちらも参考にしてみてください。



心療内科相談・皮膚科の病気・漢方薬生活習慣病不妊
新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局
http://www3.ocn.ne.jp/~hirohasi/


過去のブログの主なものはホームページにリンクを貼ってありますから、見たい記事がありましたら《ひろはし薬局のホームページ→過去のブログ》から探してみてください。


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