アジサイで食中毒?

そういえば大阪駅での斬りつけ事件の時間が1〜2時間ずれていたら私も危なかったのかもしれませんね。ということを考えながらTVを見ていたらイタリアンレストランで飾り付けに使用されたアジサイの葉を食べて食中毒になったと報道されました。


アジサイの葉に青酸化合物が含まれているなんて驚きましたが(自分の無知さに)、出されたものは何でも食べることにしている私も注意しなくてはと感じました。ホント牛や馬のように葉っぱを食べますからね。


さて私の持っている漢方薬物書にはアジサイは花や葉を煎じて民間薬として解熱に用いるとされています。アジサイの変異種であるアマチャ(甘茶)は広く飲用として用いられることはご存知でしょう。


こうなると気になるのは、どのような種類のアジサイだったかということ。○○アジサイと言われていても実際は全く違う種類の物だったりすることは園芸の世界ではよくあります。違う種類なら納得できますね。


ではアジサイだったら食べた量がどのくらいかも気になります。青酸化合物を含む食品は、アンズ・梅・ビワ・・・など身近にもたくさんありますが通常の使用量では問題ないからです。でも馬並みには食べていないでしょうね。


時々エディブルフラワー(食用花)の紹介された記事などを見かけることもありますし、料理の添え物に旬の植物が使われていたりしますが、ハッキリした根拠がなければ食べないに越したことはないようです。(インターネットも過信できません)


以前に某健康雑誌でガンに効くとある植物が紹介されたことがありますが、有毒植物に分類される植物ですから一般向けの記事にして事故でも起こらなければいいなと考えたことがあります。この植物は実際に中国では抗ガン植物として使用されることもあるのですが、専門家が使う時は減毒処理をしたり分量を加減したりして細心の注意の元使用しているのです。


どちらにしてもハッキリするまではアジサイは食卓の彩り程度に留めることがよさそうですね。我家もアジサイが咲き出しました。どんよりした気持ちになることも多い梅雨時ですが、アジサイは雨に濡れてたほうが風流ですね。梅雨を楽しみましょうよ。


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