夏の脳梗塞を防ぐ

燃料の高騰により漁師さんが一斉に休漁しました。生活必需品を中心に値上がりが続き、相当な不景気が予想されます。今春中国で起きた四川大地震の影響で漢方薬原料の産地も打撃を受けています。現在は昨年までの在庫がありますが、来年・再来年にかけて原料生薬の値上がりが必至と見られており、漢方薬局の経営も更に難しくなりそうです。


さて、意外に思われるかもしれませんが夏場も脳梗塞の多く発生する時期です。夏の脳梗塞は脱水症状が第一の原因になります。特に高齢者では脱水が気づかずに進行していることがあり注意が必要とされています。


単純に水分だけを補給しても汗として出たり、ミネラルのバランスを崩して体調が悪化することもありますから、塩分もしっかり補給したいものです。ショウミャクサンという漢方薬がありますが、体液を保つ働きがあり脱水症予防に使われると効果的です。


漢方の考えでは、夏の暑さは心臓に負担をかけるとされており、心原性の脳梗塞(脳血栓)がもう一つの原因として重要です。肉体労働をされる方は心拍数も上りやすいので特に注意が必要でしょう。


心臓の負担を減らすのに用いられてきたのが牛黄(ゴオウ)です。救心や六神丸など心臓の薬の要薬として配合され、心臓のお守りとして身近にあるとイザと言う時重宝するでしょう。


今年も猛暑が予想されます。ショウミャクサンやゴオウを上手に利用して、脳梗塞を起こさないよう今夏も乗り切りましょう。


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新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局
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