筑紫哲也さん肺がんで逝く

新潟市で行われた全国学校保健研究大会に参加してきました。興味深い発表が多くどの分科会に参加するか迷ったのですが、”性教育エイズ教育”にドップリつかった2日間でした。夕方戻ってきてからは閉局後に中越消化器病研究会に出席し、今日は小出で仲間と勉強会をします。バタバタした印象の今週でした。


朝起きたら残念なニュースが流れました。肺がんで療養中の筑紫さんがなくなったそうで、落ち着いた物言いが好きだっただけに残念でなりません。ご冥福をお祈りしたいと思います。


10年以上も前のことだと思いますが、肺がんの予防に緑黄色野菜の摂取がいいとの報告があったかと思います。βカロチンやビタミンAが発癌抑制成分かとおもわれ高濃度含有のサプリメントで予防効果を調べました。


結果は期待に反して発ガンの抑制どころかむしろガンの発生が増えたのです。身体の神秘と言ってしまえばそれまでですね。極端なことは”過ぎたるは猶及ばざるが如し”なのです。


人間の身体も車と同じようにブレーキ系とアクセル系が備わっています。どちらか一方が壊れれば車は動かないか暴走するかのどちらかです。同様に人間でも、身体の機能が暴走し過ぎないようにできています。


今私のところでも末期の肺がん患者さんがいます。1ヶ月ほど経ちますが今のところ順調に経過しています。肺に力をつけてゆく漢方薬、肺がんに使われている抗ガン生薬、などを組み合わせていますが、作用が極端にならないよう組合せを考えました。


ブレーキとアクセルを上手に使い分けながら身体の調子を整えているのです。まだまだ安心できませんが、なんとか落ち着いてくれないかなというのが正直な気持ちです。漢方薬だけでなくサイモントン療法を一部変更したイメージ療法も組み合わせています。


ガンなどの難病にはいろいろな健康法・治療法が存在します。この分野はビジネスとして参入している業者も多数おり弱みに付け込んで大金を失うなどトラブルも発生しています。セカンドオピニオンとして第3者の意見を聞いてからでも遅くありませんね。


私のところでは考え方や金額などを明示してもう一度出直してくるよう話すことも多くあります。家に帰って冷静に考えた結果、来る人もいますし来ない人もいます。薬局経営上は望ましいことではありませんが、相談者のことを考えるのが一番だと思うからです。


話は肺がんから逸れてしまいました。日を改めてまた肺がんをテーマに書きますね。

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