潰瘍性大腸炎とクローン病

昨日は今まで溜まっていた農作業を片付けました。なんだかんだと秋は行事が多く、どうしても農作業が後回しになります。冬囲いも始めないといけませんが、私は例年12月に入ってからゆっくりと始めます。寒すぎないうちに家族サービスをしたり薬草採集に出かけたりしたいのです。


先週金曜日は学校保健研究大会から帰って薬局で仕事を済ませた後、医師会の消化器病研究会に出席しました。「炎症性腸疾患の治療」と題し、県立新発田病院内科部長の本間照先生の講演でした。


炎症性腸疾患とは、潰瘍性大腸炎クローン病を指します。消化管に炎症が起き下痢や血便などの症状を伴います。可哀想なことにどちらも発症年齢は早く、クローン病が10代に潰瘍性大腸炎が20代となっています。


薬もいろいろな種類が増えて以前に比べ手術せずに治療できるケースも増えているようですが、やはり3年で半数が手術せざるを得ない(クローン病)との状況を聞くと、まだまだ新しい治療法を開発する必要性がありますね。


クローン病潰瘍性大腸炎の原因ははっきりわかっていませんが、ストレスや食事が悪化要因になりますので上手にストレスを発散させたり食事に気をつけることで、症状を軽くさせたりすることができます。


食事では、辛いもの・冷たいもの・炭酸類が悪化させる三大原因だと話されていました。若い人は確かに好んで飲食しますが注意が必要ですね。


クローン病の相談を以前受けたことがあります。多少症状が改善したかもしれませんが満足できるような状態にはなりませんでした。煎じ薬でなくエキス剤希望だったこともあり、使いたい漢方薬を出せなかったこともありますが、苦い経験です。


何かと言うと、悪者扱いされるストレスですが、ストレスのない人はいないので上手な付き合い方を身に付けましょう。

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