とびひは治りにくくなったか

2日3日と長岡市では長岡祭りが開催されます。今年は2日が日曜に重なり、天地人効果やETC1000円も加わりメインの花火大会は過去最高の人出となったようです。残念ながらあいにくの雨模様で、花火も完全ではありませんでしたが、足元の悪い中荷物を持ち、傘を差し、大きな混乱もなく帰宅できました。警備に当った関係者も一安心したことでしょう。


土曜日は前夜祭など関係なく柏崎で仲間と勉強会を行いました。今回は業界誌を担当が解説すると言うものです。治りにくい皮膚病の記事が多かったので、その内容にそって今回は書いてみます。


治りにくい皮膚病の代表は、アトピー性皮膚炎や尋常性乾癬や掌蹠膿疱症などでしょう。皮膚科の治療は外用療法が中心ですが、これらの難治性皮膚疾患では飲み薬も使われるのが一般的です。


また漢方薬心理療法も組み合わせたりして、総合的に行われ定まった治療法がないのが現状です。当薬局では漢方薬心理療法・栄養剤(掌蹠膿疱症にビオチンが有効との報告などを参考にして)などを適宜使用しています。


さて、一般的に身体に住み着いているブドウ球菌によって起こる”とびひ”ですが、抗生物質に耐性をもったMRSAによるとびひが増加しているようです。通常の治療で3〜4日経っても治りにくければMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)かもしれません。


この場合、皮膚科的には抗生物質の種類を変えて対応する事になります。今のところ大きな問題とはなっていませんが、先日書いたように抗生物質・抗菌剤の使用方法を考え直さなくてはいけない時期に来ているようです。


治りにくい皮膚病を見た時、判断に間違いがなかったかどうかを確認しますが、その一方で通常の治療で治りにくい皮膚病が増加していることも頭に入れておく必要がありますね。漢方相談ができると治りにくい皮膚病も相談されますが、どこでどのような治療を受けていたかを参考にしながら間違いのない対応を心がけねばと感じた次第です。

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