日焼けも火傷

もう8月ですね。ようやく四国では梅雨が明けたようですが北陸はまだです。我家の田圃ではちょうど稲の花が咲きだした頃ですから、雨で受粉が上手く行かないと不作になりますね。天候はどうにもならないですから仕方ありませんが。


暑いこの時期は水遊びが一番です。子供のいる家庭では最低でも1回は海や川に行くことでしょう。事故のないように気をつけて遊んでいただきたいと思います。


私が子どもの頃、海水浴で背中を思い切り日焼けして、風呂に入ればしみるし、夜は寝返りでヒリヒリするし、服を着るにも苦労をした記憶があります。3〜4日すれば落ち着いてきますが今度は皮がむけてきますね。破らずにどのくらい大きく剥くことができるか弟と競ったものです。


この日焼け、皮膚に対するダメージは火傷と一緒ですね。ですから、先ず冷やすことが第一です。ほてりが治まるまで冷やしたタオルなどを当てて、皮膚の熱を冷ましましょう。薬用ローションなどを使用するのもOKですし、手作り化粧水講座で作ったラベンダー化粧水もお奨めです。


ある程度ほてりを抑えたら、ステロイドを使うのが効果的です。ステロイドの外用薬を必要以上に拒否する方が時々いますが、慢性の皮膚病ではないので副作用を心配する必要はまずありません。ローションかスプレータイプの弱いステロイドを使うことで苦しむ期間が圧倒的に短縮します。


この時に漢方薬を飲むことがあります。エッピカジュツトウ・ビャッコカケイシトウ・キュウギャクトウなどですが、これらの漢方薬は熱を冷ましたり苦痛を除くような働きがあるのです。


ただ、現在皮膚科的には日焼け自体おすすめしません。日焼け止めを使って、きちんと予防することが一番です。海水浴や水遊びではSPF35以上と思いますが、SPFが高くなると一般的に皮膚に塗りにくくなるので40前後が使いやすいでしょう。


そしてどんなにSPFが高くても遊べば落ちますから、2時間程度の間隔で塗ることを忘れないようにしてください。健康的に焼けた色は、私個人的には好きですけどね。

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