私ら薬剤師には学校薬剤師として学校の衛生環境のチェックに行く仕事もあります。そこでは薬物乱用防止に関する講演を依頼されたりもします。タバコが無くなれば世の中の病気の1/3位は減るんじゃないかとも言われ私らはその入口で話ができることもあり影響は大きいのではないかと考えます。
私なんぞは短絡的にタバコの栽培を禁止にすれば、医療費も減るし(税収も経るかもしれないけど)健康にもなるし、どうしてやらないんだろうと考えてしまいますけどね。
今までは禁煙にはかなりの努力が必要でした。ある程度意志が必要なのは今も変わりありませんが、相当強い覚悟が必要だったと思います。つまりニコチン依存症になっているわけですね。
そこで登場したのが禁煙補助薬です。ニコチンをガムや貼り薬に含ませ禁断症状を抑えることで禁煙を成功に結びつけるわけです。ただ保険は利かず全額自費ですから負担は少なくありませんね。
最近は呼吸器科の先生を中心に禁煙外来を行う施設が増えてきました。そこでは薬も保険が利きますから以前とは比べ物にならないほど禁煙も楽に負担も少なく行えるようになってきています。
ただ禁煙の意志が全くない人は残念ながら効果はないのです。最低限禁煙の意志だけはないといけません。さてこの薬剤を使った禁煙成功率は6割前後との結果が柏崎の佐藤先生より出ています。かなりの数字と言っていいのではないでしょうか。
失敗のケースは副作用などが関係するようですね。選択肢が増えてきましたから、自分にあった禁煙法を選ぶ時代です。残りはあなたの意志が問題です。ニコチン依存度を簡単にチェックしてみてください。
1.自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがある
2.禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがある
3.禁煙したり本数を減らそうとした時に、タバコが欲しくて欲しくてたまらなくなることがあった
4.禁煙したり本数を減らそうとした時に、次の症状があった(イライラ・神経質・落ち着かない・集中しにくい・憂鬱・頭痛・眠気・胃のむかつき・脈が遅い・手の震え・食欲増加・体重増加)
5.問い4の症状を消すために、またタバコを吸い始めることがあった
6.重い病気に罹った時に、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがあった
7.タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても吸うことがある
8.タバコのために自分に精神的問題が起きているとわかっていても吸うことがある(禁断症状ではなく、喫煙で神経質になったり不安や抑うつが生じる)
9.自分がタバコに依存していると感じることがある
10.タバコが吸えないような仕事や付き合いを避けることが何度かあった
いかがですか?5項目以上当てはまる方は立派なニコチン依存症だと思いますよ。
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