なんとなく仕事の効率がよくありません。正月気分が抜けないからなのでしょうか？集中力が続かないのは年齢のせいなのか？いろいろありますが、今のままではいけませんね。
糖尿病は早期に治療を開始した方が血管などへのダメージが少ないことがわかっています。これを”レガシー効果”といいますが、初期の高血糖の状態でも体内では糖による物質変化があり、この変化した物質が血管などのダメージに影響しているようなのです。
だから治療により同じように血糖値がコントロールされていても、早く治療を始めた人の方が心筋梗塞などの病気を起こしにくいのです。では高血圧でも同じようなレガシー効果があるかと言うと、高血圧ではレガシー効果は認められないようで治療開始が多少遅れても（血管などへのダメージがほとんどない状態）治療効果に大きな差が出ないとされています。
糖尿病も高血圧も自覚症状に乏しい生活習慣病です。ですから早期発見が重要になるのですが、特に糖尿病においてはレガシー効果の関係から極力早期に（私が専門家なら境界域糖尿病の段階から）治療を開始することが重要だと言えます。
と言っても、誰だって薬を飲むのは嫌ですよね。糖尿病への進行を抑える生活習慣を心がけましょう。基本的には食事と運動です。日頃の管理は体重でチェックするのが手軽な方法だと思います。あなたは年末から年始にかけて自分の体重がどうなったか把握していますか？
もし体重が増えてしまったという方は心配ですね。正月気分から卒業して運動を中心に身体を使いましょう。
私は漢方相談では２０才前後の体重を確認しています。２０才頃の体重は体脂肪などの関係からもＢＭＩ同様重要だと思うのです。いわゆる中年ぶとりも、ほとんどが２０才以降の体脂肪の増加ですからね。
糖尿病にレガシー効果があり、早期発見が重要なのはもちろんですが、それよりも体重を適切に管理して糖尿病にならない予防の方がもっと効果的でしょう。『減るっ茶』と『漢方薬』と『行動療法』で無理なく確実な減量を目指しましょう。
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