便秘と残便感

たかが便秘、されど便秘だとおもう。
便秘は多くの女性を悩ます、ごく普通の症状でありながら結構奥が深い。
いや、単純に下剤を使えばいいのだが、すっきりと出す、あるいは長期的に癖にならないようにする、・・・となると、やはり難しいと思う。

久里浜医療センターの水上医師に会ったのは10年近く前だろうか。日本心療内科学会の発表を聞いて質問させていただいた。その時に「ねじれ腸」のことを初めて知った驚きは今も忘れない。最近はマスコミにも出演されマッサージで便秘解消の効果を上げている。ねじれ腸は消化器の専門家には、どうやら当たり前の事実だったらしいのだが、そこに注目した水上医師はさすがであろう。実際にマッサージだけで便秘が解消するケースがたくさんあるのだから。

ただ、それだけではないと別の専門家は言っている。どこで、便の通貨が障害されているのか?など器質的たけでなく機能的にも考慮することが大事なんだろう。そして、心理的なストレスによる緊張も影響しているから、海外では抗うつ薬なども使われることがあるという。「そうか!」心理カウンセラーとして、心療内科学会員として、ストレスにの扱いには自信がある。それが、長年疑問に思っていた残便感の解消に役立つ可能性があるという。

整腸剤と植物性の下剤により、あまり癖にならずに便秘をコントロールすることは、多くの人で確認してきたので、今後はマッサージをアドバイスすることを加えればいい。問題はストレス対策としての心理療法をどのように導入するかだろう。便秘に、あまり難しいことを多数の人は望まないから、簡単でコストも安く効果が高いことが条件である。そうすると、自律訓練法あたりがベストかなぁと今は考えている。

とりあえず、暇を見てプログラムを考えてみたい。今は来週の名古屋である日本心療内科学会での発表資料を仕上げることが優先課題だから・・・。


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