人生を季節に例えるとすれば、春は青春の言葉が示すように青年期に
当たります。ならば更年期は今頃の夏から秋へ変わる時期と言えるでしょう。
多彩な症状も、季節の変わり目と重なって映ります。青春・朱夏・白秋、と
続くように更年期を過ぎれば、今までの活動の成果が実る秋を迎えます。
さて、現代医学では更年期症状はホルモンの急激な減少に伴いバランスを
崩した状態なので、ホルモンを補充する治療を中心に考えます。血栓症や
乳癌のリスクが多少上がるため、対症療法の対象になる方もいます。
東洋医学的には、「血虚」「陰虚」という病態がベースにあると考えます。
「陰」に対する概念として「陽」があり、陰陽のバランスの崩れが多彩な
症状を現すと考えると、色々な症状も「陰虚」および「(相対的な)陽盛」
で説明がつきます。(私は「陰陽モデル」と名付けています)
身体の物質的な面を支えるのが「陰」なので、陰の欠乏は倦怠感や疲れ
として現れ、気力低下や抑うつ症状につながります。また身体機能や活動
のエネルギーは「陽」に相当しますが、陽は陰の制御を受けて正常に機能
します。車で言えば、陽はアクセル、陰はブレーキに例えられ、ブレーキ
の効きが悪い(陰虚)ために時々暴走(イライラ)することがあります。
そのように考えると、更年期障害の治療はホルモン補充の代わりに、
「陰」の補充すればよいことになります。「陰」は、基本的に飲食・休息・
睡眠などで増加するので、重度の場合は漢方薬を使いますし、比較的軽度で
あれば栄養剤+食事・栄養の見直しでも十分と考えています。
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薬剤師・公認心理師(心理カウンセラー) 廣橋 義和
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