打撲を早く治す漢方薬

 わずか数か月の間に、転んで打撲した話が数件、しかも
身近で起こっています。
転んだ原因は様々ですが、皆さん女性。顔面を腫らした人、
歯を折った人、骨折した人、、、いずれも深刻でした。

 

 歯を折ったり骨折したりすれば、歯科医や整形外科医に
お任せするしかありません。その一方、打撲だけの場合は
せいぜいシップを使う程度のことが多いのではないでしょうか。

 

 高齢者の場合、ビタミンD補給で転倒を予防できると
されますから、筋肉を使う運動とともにビタミンDを
積極的に取り入れることも重要なポイントです。ただ、
この場合の高齢者は、65歳以上ではなく50歳以上へと
年齢を下げる必要があると私は考えます。

 

 それでも転倒するなどで打撲してしまったら。
確実に骨折している場合やかなり疑わしい場合は、受傷部位を
できれば心臓よりも高く上げて整形外科を受診します。

 

 骨折の可能性が低ければ、まずは患部を冷やして炎症を
できるだけ最小に抑えたいものです。シップや消炎作用の
ある外用薬も有効です。

 

 ところで、打撲傷は東洋医学的な視点では〈瘀血〉の
病態と考えます。そこで瘀血を解消する漢方薬(駆瘀血剤)が
用いられてきました。打撲では、筋肉など軟組織の損傷で
腫脹(腫れ)や内出血を伴っています。

 

 それらは自然と吸収されて消えますが、その吸収過程を
早めることで、打撲を早く回復させます。

 

 といっても駆瘀血剤は多くあり、治打撲一方のように直接
「打撲」の文字が入るものもありますが、加味逍遥散、
芎黄散、桂枝茯苓丸、紅藍花酒方、疎経活血湯、大黄牡丹皮湯、
桃核承気湯、当帰四逆加呉茱萸生姜湯、当帰芍薬散などを、
東洋医学的な尺度で体質に合わせる必要があります。

 

 でも、例えば顔面の内出血を伴う大きな腫れでさえも
適切な漢方薬を使用することで、回復までの日数を大幅に
短縮することが可能なのです。

 

 

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