排泄ケアの重要性

中越泌尿器研究会が立ち上がったので昨日参加してきました。排泄ケアの専門家コンチネンタル協会所属の看護師さんと在宅ケアを実践している泌尿器科医の講演を聞いて来ました。


在宅ケアにおいて、尿器・オムツ・導尿などの方法で排泄管理が行われることになります。誰でも同じように排泄行為は羞恥心が伴いますから、できるだけ他人の手を煩わせたくないのです。適切に管理することで自立心や自尊心が大きくなり、全身状態まで改善することも珍しくありません。


在宅医療を進めるにあたって、避けては通れない問題の一つが排泄ケアだと改めて再認識いたしました。介護保険が始まり介護の専門家が在宅で活躍していますから、我々薬局がオムツなどの介護用品を扱うことも少なくなってきています。


薬剤師としては寝たきり状態にならないように、健康管理の仕方をアドバイスしたり、頻尿・尿漏れなどの対策を提案することのほうが重要かと思います。


40代50代ともなりますと、頻尿や尿漏れなどの症状が現れるようになります。男性では前立腺肥大に伴い、女性では経産婦を中心に筋力低下が原因のことが多いようです。排泄の問題だけでなく、勃起力低下や萎縮型膣炎なども、精神的苦痛からうつ病などに繋がったりすることもあります。


更年期特有の肉体の衰えに、子供の独立・定年退職など社会的要素が加わり、複雑な精神状況を呈するのが普通なのでしょう。排泄の相談同様、自尊心を傷つけないように慎重に対応しなくてはなりません。


薬剤師として、心を研究する者として、排泄ケアが必要となる期間を極力短くするよう健康寿命を延ばすためのアドバイスなどで努力したいと考えています。排泄ケアは知識として知ることは大事ですが実務は介護の専門家に任せる方がいいと昨日の講演を聞いて思いました。


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新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局
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