食品の裏側を考えよう

好天に恵まれた連休でしたが、3日は小学校のPTA主体の行事で1日動きまわり、4日は東京で「食品の裏側」著者:安部司氏の講演を聞いてきました。今回もやっぱり家族サービスはできませんでした。ガクッ。


多くの流通している食品類は添加物を使用しています。薬剤師としてどんな種類の添加物なのかも想像できるつもりでした。講演を聞いて予想をはるかに超えた種類の添加物が使用されている実態を知りました。


日本人は1人平均約4キロの添加物を1年間に摂取していると聞いたことがあります。そんなに摂っていないんじゃないかと思っていたのですが、昨日の講演を聞けばわかる気がします。


清涼飲料水を例にとると、10%程度の糖分が含まれています。安く仕上げるために化学処理された糖を使用します。これだけでは甘いので酸味を加えます。通常2〜3種類加えるそうです。更に着色料・香料を加えます。清涼飲料水だけでも10種類程度は軽く使用するのです。天然果汁を加えたらコストは上るのです。ほとんど果汁が入っていないのはそのためなのですね。


これが惣菜になれば、原料の段階で5〜10種類、加工する段階で更に5〜10種類、保存性を高めるために保存剤・見た目を良くするために発色剤や着色料などが加えられてゆくのです。恐ろしい現実を見てしまった感があります。


このお蔭で我々は、安く・保存が効き・便利で手軽な食品を手に入れてきたのです。このことを忘れてはいけません。あなたは、どのように考え、どのように行動するかです。


今回得た知識を私は、”食育”のテキストの中に入れるつもりです。薬剤師だから”添加物の知識を加えた食育”の講座をするべきと思います。食事と健康を考える時、添加物も含めて現状を正しく知ってもらう必要があるのです。


安い食品を見た時、日持ちの良い食品を見た時、何故?と考えてみてください。裏側の表示を見てください。食べるか食べないかの判断は、その後に!
私が考える対処法は、改めてアップします。


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