偏頭痛に使う漢方薬

三寒四温とはよく言ったものですね。だいぶ暖かくなったとはいえ、暖房を使わなければ肌寒いし、小まめに調節することにしましょう。


さて偏頭痛で悩んでいる方は多いと思いますが、どのように対処されているのでしょうか。市販薬で対応する方、医師の処方を受ける方、いろいろでしょうが漢方薬を使用する方は少ないでしょうね。


偏頭痛(片頭痛)の研究者に言わせると、どうして起きるかわからない点があるのだそうです。血管が拡がって近くの神経を刺激するから痛みが起こるので、ズキンズキンとした特徴的な痛み方をするのです。


治療に使われる薬は、鎮痛薬・片頭痛治療薬(麦角アルカロイド・トリプタン系)があります。鎮痛薬は片頭痛発作が起きてしまうと効果は薄いと言われ、市販薬でも処方薬でも早めに使用する必要があります。


片頭痛治療薬の麦角アルカロイドは副作用の点からあまり使用されないようです。トリプタン系は比較的新しい薬でよく効きますが、薬価が1回分1000円前後と高価なのが欠点です。


それでもトリプタン系の登場で片頭痛に悩んでいた方は大勢救われたのではないでしょうか。問題を強いて上げれば、この薬剤でも薬剤誘発性の頭痛が起こりますから、上手に使わないといけません。


さて本題の漢方薬ですが、ゴシュユトウ・ゴレイサン・ケイシニンジントウなどが多用されます。意外と即効性もあり、継続することで発作体質の改善も図れます。どの漢方薬が効いたかわかれば片頭痛の再発防止に、冷やさない生活を心掛けたり、水分の摂り方を工夫したりなどオーダーメードの養生法を伝えることが出来ます。


緊張型頭痛と片頭痛で頭痛全体の7〜8割を占めますが、両方の混合型もあり、頭痛の専門医以外では間違った診断もあるとのこと。慢性の頭痛でお困りのあなた、漢方薬という選択肢も考えてみてはいかがですか。


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