口臭は歯周病を疑う

昨日の朝、お墓の掃除に行きお花を活けるビールの空き缶をセットしてきました。ビールの空き缶はアルミ製なので、鉄製の缶と違い錆びて朽ちることがほとんどありません。カッターで蓋をはずしケガをしないようにヤスリで仕上げをして出来上がりです。今度は少々の風で消えない蝋燭立てを作ろうと考えています。


厚生労働省の調査では口臭に悩んでいる国民は15%にのぼるそうです。原因はいろいろですが、大阪大学口臭外来によると口の中の汚れなどが関係する”生理的口臭”が6%、歯周病など口の病気が原因の”病的口臭”が68%、実際は口臭がしない”神経性口臭”は24%と報告しています。


とすれば口臭の2/3は歯周病口内炎や虫歯などが原因となりますから、口の中を健康に保てば2/3の口臭は消えることになりますね。大雑把なことを言えば、若年者では虫歯や口内炎を中高年では歯周病に気をつければいいのでしょう。


中高年の歯周病では、動脈硬化や糖尿病との関係が指摘されており、軽い口臭でも無視しない方が良いように思います。長年連れ添ったパートナーがキスの時嫌がるようなら口臭の可能性があるかもしれませんねぇ。


今ナスは旬を迎えていますが、民間薬では”ナスのヘタの黒焼き”が歯周病に効くとされており、某歯科医は実際に効果を確認して確か学会で報告しています。時々紹介するササヘルスも口臭にたいする効果が認められている医薬品ですが、歯周病の改善も関係していることと推測されます。


また舌に付いた苔を悪者のように扱う傾向がありますけれど漢方家としては意義があります。体調によって舌に苔が付いたり消えたりすることは解ることと思います。私ら漢方家は舌の苔の具合で体調を判断することがあり、体調が改善されれば舌の苔は自然と消えることを経験するからです。


体調が悪いときに出ている苔だけを取ってもまた出てきますから、本質的な改善には結びつきません。漢方家の立場としては苔が出やすくなっている体調を改善すべきと考えています。


実際に磨きすぎが原因で口の中が傷つき、その傷が攻守の原因になったケースもあるそうです。どんなことにも程度がありますので、執拗な手入れは逆効果だということですね。

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