脳梗塞を防ぐ

愛子さま不登校との報道がありました。いろいろな憶測が飛び交っているようですが、本心はどうなのでしょう。訪問心理療法士として関わって見たい気はありますが、お声はかからないでしょうね。


昨日参加した講演会は、脳卒中治療ガイドライン2009に基づく治療や脳梗塞の予防を中心とした内容でした。タイトルは『脳梗塞の治療−脳卒中治療ガイドライン2009をふまえて−』講師は国立病院機構九州医療センター脳血管内科部長岡田靖先生でした。


高血圧の治療により、脳卒中は以前多かった脳出血から現在は脳梗塞が6割程度占めるようになって来ました。その脳梗塞も、ラクナ型梗塞・アテローム硬化型脳梗塞・心原性脳梗塞に大きく分類されます。


岡田先生が強調されたのは、一時的な脳卒中(一過性脳虚血発作=TIA)です。これは文字通り一過性ですから、放置されることがあったり、緊急性が認識されなかったりして、立派な(?)脳卒中になることが多いのです。


一過性脳虚血発作があると、ろれつが回らなかったり、ふらついたり、半身に麻痺やしびれが生じます。一過性ですから後回しにされやすいと思いますが、2日以内に半数の人が立派な脳梗塞になるとの報告があるようですから、完全な脳梗塞になる前にきちんとした治療を受けることが重要です。


完全な脳梗塞では、重い障害が残ったり、介護の世話になったりと、今までの生活が一変しますし、本人はもとより家族にも大きな負担が強いられます。TIA(一過性脳虚血発作)は、脳で起きた狭心症のようなもの。放っておくことは非常に危険なのです。


予防に漢方薬を使う方法もありますし、半身の障害に漢方薬が効果的だったとの報告もあります。ことの重大さを考えれば、やはり予防に力を入れることが大切です。


60歳以上は年齢的に要注意だそうです。高血圧や糖尿病・脂質異常症などの管理も他の病気同様重要です。脳卒中は、ある日突然に襲ってきますが、その何年も前から身体の中では変化が起きているのですから、40歳を過ぎたら健康管理に気をつけるべきですね。


ちなみに脳卒中の後遺症に、ゴオウ+漢方薬の使用で奇跡的な回復を遂げられたケースもあるようです。障害が残ったからと言って諦めることもないようです。

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