イライラを抑える

先週土曜日は、勤労青少年ホームにて『アレルギーとハーブ・漢方』と題し講演を行ってきました。そのために少し早めに閉局し、ご迷惑をおかけしたかもしれません。申し訳ありませんでした。今週13日(土)も勤労青少年ホームで『ハーブを使って化粧水作り』を行いますので、同様に早めに閉局します。予めご了承下さい。


勤労青少年ホームの担当者から連絡を頂いたのは1月だったと思います。ハーブを使ったリフレッシュ講座として2週続けて行うことにしました。で、ちょっとはリフレッシュに役立つよう、心理療法交流分析の一部、自律訓練法、相手に配慮した依頼の仕方、などを簡単に(メインではないため)紹介しました。


さてイライラはよくないことでしょうか?私は多少のイライラは大切なことでないかと考えています。社会で他人と(例え親子や夫婦でも)生活する以上、自分の意のままにならないことは必ずあります。この時にストレスを感じますね。


このストレスをガマンして溜めたままにしているとどうなるでしょう。ある日突然爆発して衝動的に他人を傷つけるかもしれません。また胃潰瘍など肉体の病気に発展しているかもしれません。またある人はうつ病などのこころの病気を患うかもしれません。


私はストレスは堪忍袋に溜まると考えています。堪忍袋の大きさは人により様々ですが大きさには限界があり、満タンになれば溢れるしかないのです。溢れたときが上記の病気などとして現れるわけです。


ですから、堪忍袋に溜まったストレスは時々出してあげなければならないと考えます。でもTPOを考えて出さなくてはならないと思います。他人に迷惑をかけないで、しかも自分の体調も崩さないようにストレス発散の方法は何種類か用意している方が良いでしょう。


イライラを”肝”の興奮(熱)と考える漢方では”肝”の働きを抑える漢方薬を使います。このように考えると”肝”に熱を持つような行動はイライラしやすい状態を作ると考えます。生理の前・飲酒などは代表的なことではないでしょうか。


ですから”肝”の熱を冷ますような食材や漢方薬はイライラを抑えると考えられます。例えばキクなどは食材として大量に食べるものではありませんが”肝”の熱を冷ましますね。私は宴会で刺身のツマにキクが添えてあると必ず食べるようにしています。


またイライラが対人関係で生じることが多いと考えますので、どのような場面で生じるかを振り返ると対策も立てやすくなります。イライラが生じる原因は様々でしょうが、相手に対する期待と相手の行動がずれるとストレスになりますね。


相手に対する期待は、きちんと伝わっていますか?伝わっていると思っているだけではありませんか?イライラが溜まり過ぎる前に、感情的にならずに、期待する行動を言葉で伝えてみてはいかがでしょうか。日本人は相手に直接伝えることは文化的に得意としていません。


でも、直接表現しないからこそ相手に真意が伝わらないのです。ケンカにならず、相手に不快な気持ちを生じさせないように伝えるポイントは、感情的にならずにこちらの感情を交えて伝えることです。ちょっと抽象的かもしれませんが、別の機会に具体的に触れてみたいと思います

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