透析になる前に・・・

フェイスブックを開設しました。まだ使い方は分かりませんが、・・・試行錯誤しながら試してみたいと思います。
昨日は小千谷で行われた糖尿病の講演会に行ってきました。糖尿病の増加、糖尿病性腎症による透析の増加、は憂慮すべき問題です。特に透析になると活動範囲や食事に制限がかかりますから、生活が一変する可能性があります。だから、なる前に手を打つ必要があると思うのです。これを一般的には予防と言いますが、予防の分野はまだまだ理解が不足している感があります。

実感がないのが理由の一つでしょうし、予防の効果をきちんと示してないことも理由の一つでしょう。そんな方法があるとは知らない人もいるかもしれませんよね。
糖尿病と腎症の悪化は、主に血圧の視点が重要とされています。血圧を十分管理することで腎臓の糸球体の負担を減らすと進行が抑えられるとされています。ですから、医師は血圧をしっかりと下げようとしますね。

でも、患者さんには何もすることがないと思ってしまうんです。せいぜい塩分を控えるくらい。塩分を控えることはとても重要です。他には?

例えば運動をすることもあります。運動することで、体重の増加を抑え(頑張りようによっては減量に成功し)、血管の柔軟性が高まり、血糖値の安定にもなります。DASH食と言われる食事療法と組み合わせれば、恐らく薬を1〜2種類減らすくらいの効果があるでしょう。薬が減らなくても、血圧や血糖値はより理想に近づいているはずです。つまり、透析の導入を遅らせることが可能なのです。

また、例えば私はササヘルスに注目していますが、血液の粘稠度が下がれば血圧を下げたのと同様に、腎臓の糸球体への負担を減らすことができます。同じ血圧なら血液の粘稠度が低いほうが腎臓が長持ちするのです。そして、『腎』に効く漢方薬も腎臓を長持ちさせると考えられます。

漢方薬やササヘルスでは金銭的負担がかかりますが透析になる前にできることがあることは事実です。また、運動や食事療法は金銭的負担はかかりませんから、すべてを医師に任せるのではなく自分でもできることがあるということを知っていただきたいと考えるのです。もちろん、やるかやらないか、やるにしても何をやるか、は、貴方が決めることです。ただ、努力は決して実らないことはありません。努力した分だけの効果を貴方は得ることができるのです。


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