今年は「しもやけ」が早いかも

お盆を過ぎてから全体的に気温は下がっています。今年は早々と秋雨前線が登場し、季節の変わり目を嫌でも意識せざるを得ません。今日9月1日は防災の日ということで、普段薬局で流しているラジオも防災関連の放送で構成されています。昨年の御岳山噴火から早や1年、箱根や桜島など各地で火山活動も活発になっています。秋の行楽シーズンを迎え旅行やレジャーに出かけられる際は、いろいろな情報を確認して安全に楽しんでいただきたいものですね。

感覚的には例年よりも2週間くらい早く秋雨前線が発生したことから、大陸高気圧の張り出しも早く、結果的に冬の訪れも早くなるような気がしています。そうすると、例年なら当地では10月下旬くらいから相談が増える「しもやけ」が、10月上旬くらいから(場合によっては9月中にも)出てくるのではないかと思うのです。

「しもやけ」は「凍瘡」と言うようことから、寒さが本格化してから出てくるようにも思いますが、実は身体が寒さに慣れる前の10月・11月あたりが一番できやすい時期です。今年のように(まだわからないものの)残暑らしい残暑もあまりない年は、身体が寒さに慣れる期間も短く「しもやけ」などの寒冷刺激による病気が出やすいでしょう。「しもやけ」だけでなく「かぜ症候群」や「自律神経失調症」なども例年よりも早く、そして長引くことが予想されます。

そこで、体調を崩さないように、重ね着をしたり、規則正しい生活でリズムを乱さないようにしたり、疲れやストレスを溜めこまないように休養をとったり気分転換をするなど、基本的なことが重要になってきます。特に疲れやストレスは、大きな出来事でもあれば意識できるものの、日々の小さな出来事は気にも留めないことが多くあります。ですが、身体への影響を考えると、日々の小さな出来事による疲れやストレスの蓄積こそが危険なのです。ご注意ください。

「しもやけ」対策として、寒さに身体(特に手足)を慣れさせる方法として、温水と冷水(常温でOK)を洗面器に用意し、交互に手足をつけるという方法があります。最初は抵抗があるかもしれませんが、効果抜群ですので是非チャレンジください。この方法は、「しもやけ対策」だけでなく「風邪の予防」や「自律神経失調症の改善」にも効果があります。お金のかからない方法ですので騙されたと思って試してみてください。

また、「しもやけ」「冷え症」に使用する漢方薬も数種類あり、それぞれ体質に応じて使用すると辛い症状が改善されます。非常によく効いたケースは、1シーズン目は3〜4か月漢方薬を服用し、2シーズン目は服用期間が1か月程度となり、3シーズン目は全く漢方薬が必要なくなった女性です。この方は「しもやけ」の症状がある期間だけ飲んでいたのみで他のサプリや方法なども併用せず、体質改善に成功したのです。この効果には私もビックリです。

漢方薬以外には、ビタミン剤などもあり、どんなビタミンやミネラルが必要なのかは個人個人で違ってきます。当たり前のようですが、他人に効いても自分に効くとは限りません。だから相談して選択することが重要だと思います。相談すると、1回の購入金額は高くなるかもしれませんが、良心的で勉強している専門家なら、早く改善に導いてくれるでしょうから、トータルでは安く上がると思います。少なくとも私はそのように心がけています。

よく「未病」とか「予防医療」と言われます。自身の体調や日頃の生活を振り返り、季節や天候の変化による身体への影響を考えて、早め早めに行動してください。特に、日々の「疲れ」や「ストレス」を軽視せず(自分を過信せず)、適宜休養などでリフレッシュしましょう。




漢方薬心療内科相談・心理カウンセリング・皮膚科の病気・生活習慣病不妊
新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局
http://hirohashi-pharma.sakura.ne.jp/ (アドレスを変更しました)

過去のブログの主なものはホームページにリンクを貼ってありますから、見たい記事がありましたら《ひろはし薬局のホームページ→過去のブロ
グ》から探してみてください。(現在の更新はしてませんが・・・)
  あるいは⇒http://www3.ocn.ne.jp/~hirohasi/sub6.htm

メールは《Re:タイトル》でお願いします。メールマガジンの申込も随時受付中
     ⇒8hirohashi@gmail.com

薬事法の関係で、具体的な薬品名は表示を控えています。お知りになりたい場合は、直接ご連絡ください。

講演の依頼に関しては、ホームページに掲載してある講演内容を参考にして、お申込下さい