能登半島を襲った地震

 日曜の午前、震度6強の地震能登半島であった。
私のところ長岡でも、震度3〜4で、揺れが長かった。
この地震で、2年前の中越地震を思い出した人も
多かったに違いない。
今でも、中越地震の影響で体調を崩した人の相談を
時々受ける。2年たっても災害は終わっていないと思う。 
 
 いろいろな研究結果から解ってきたことだが、
被災後の約1ヶ月間は交感神経の緊張により、
不眠・動悸・高血圧・不整脈などの疾患が増える。
その後の1ヶ月間はストレスが原因と思われる
胃潰瘍・十二指腸潰瘍などの副交感神経に関係した
疾患が増えてくる。

 これらを考えると、今は緊張対策に力を注ぐこと
が重要と思われる。この時期に、交感神経の緊張を
抑えるβ-ブロッカーという薬剤を使用するとPTSD
の予防効果が期待できるという。牛黄で代用が可能と
思われるので積極的に利用していただきたい。

 また、インフルエンザの被災地での流行状態がわから
ないが、朝晩の冷え込みや避難所の集団生活等を
考えると被災者はマスクで呼吸器粘膜を保護すると
よいだろう。

 1日も早く通常生活に戻れることを願っている。

心と身体の相談薬局 漢方のひろはし薬局
http://www3.ocn.ne.jp/~hirohasi/