学会シーズン

春の学会シーズンです。私の所属する日本東洋医学会からも今年の広島大会の抄録集が届きました。昨年は結婚式と重なって発表をキャンセルしたので、今年はぜひ参加したいのですが、日程の調整がつかず抄録のページをパラパラとめくっています。秋に開催される県部会にでも発表しようかと今考えているところです。


学会での発表は、経験した症例をとおして考えた仮説を多くの専門家から判断してもらう場です。ですから玉石混交の状態ですね(論文も同じですが採用となる基準が高いので学会発表より大変です)。但し、中にはキラリと光るものがあったり間接的に参考になったりするわけです。


キラリと光れば多くの方が同じ考えで試してみて、一般的な説として成長していくのです。ガイドラインエビデンスはこのように作られています。


健康情報も同じで、学会発表程度の情報では信頼できる情報とはまだ言えません。「あるある」のデータ捏造は問題外ですが、マスコミ報道されたから信頼できると言うのも早合点です。これらの情報の評価は、一般の方には難しい部分もありますから専門家の意見を聞くのが良いと思います。


この専門家に我々薬剤師も入っていると思いますが、皆さんからきちんと評価してもらえる情報を提供していきたいなと私は思っています。その為にも今年の広島の学会には行きたかったなぁ。


心の病・皮膚病・不妊症と婦人病・漢方薬
新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局
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