女性は笑顔が似合う

高校生のかわいらしい少女がお母さんと一緒にひろはし薬局に来たのは去年の3月のこと。頭痛があっていつも憂鬱な気持ちだと言います。病院の精神科では適応障害と診断され、抗うつ剤精神安定剤が処方されていました。


初めて会ったときは、声も小さく今にも泣き出しそうな雰囲気がありました。年齢からすればちょうど箸が転んでもおかしい年頃ですが、調子を崩したのは中越大震災の後頃だといいます。PTSD(心的外傷後ストレス障害)と呼べるかもしれません。


脾虚と水滞を改善する漢方薬にしてから、調子が少しずつ上ってきました。3ヶ月ほどしたら雰囲気も明るくなり、以前より大きい声が出せるようになって来ました。一番喜んでいたのはお母さんだったようです。


昨年末には、少し残る頭痛を気逆に使用する漢方薬に変更することで解消することも出来たのです。こうなると表情は明るく高校生らしい雰囲気も戻って、私も一安心です。


その後は同じ漢方薬で仕上げをし、現在も飲んでいる方が安心できるようです。今年の春からは大学に進学、親元を離れ1人で生活を楽しんでいるようですね。


16日に起きた柏崎の中越沖地震ですが、被災された多くの人は未だ緊張状態が続いていることと思います。徐々に日常生活を取り戻すことと思いますが、この少女のように突然心のバランスを崩すことも考えられます。身近な人の表情の変化にも気をつけながら、1日も早い復興を願っています。


私も自宅を再建しましたが、順調に行っても1年近くかかります。気負いすぎると長続きしません、体調を崩さぬようじっくりと対処してください。


心の病・不妊症・漢方薬生活習慣病・皮膚病
新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局
http://www3.ocn.ne.jp/~hirohasi/