自律神経のバランスが崩れやすくなります

雨のお蔭でようやく少し涼しくなったでしょうか。例年お盆を過ぎた頃から、朝晩がだいぶ過ごしやすくなります。残暑の中に秋の気配を感じるようになり、季節の変化を感じる頃でもあります。


これからしばらくの間いわゆる季節の変わり目というのでしょうか、体調を崩す方が多くいるのも特徴です。持病をお持ちの方は要注意の頃ですね。喘息など肺や呼吸器が弱い方、自律神経失調症の方、ホルモンバランスが不安定な方などは特に注意が必要でしょう。


漢方では”陽気”と”陰気”という言葉を使うことがあります。陽気とはプラスのエネルギー(働き・機能)、陰気とはマイナスのエネルギーとお考え下さい。ここでマイナスはいらないと考えるのではなく車で言うならアクセルとブレーキのようなもので暴走を防ぐ役目もあります。


季節の変わり目は1年の時間の流れの中で、陽気と陰気の立場が逆転する時期(わかりにくかったらゴメンナサイ)と考えます。つまり陽と陰が非常に不安定になりやすい時期なのですが、我々の身体も同様に存在する陽と陰がバランスを崩しやすくなる時期です。


この状態が、自律神経が不安定になっている状態の漢方的な説明で、季節の変わり目に体調を崩しやすくなる理由だと説明すると多くの方は納得していただけるのです。


漢方薬には、自律神経のバランスを正し(陽気と陰気を調和させ)崩れた体調を戻す薬がたくさんあります。お悩みの方は相談においで下さい。


但このとき、一番大切なことは薬を飲むことではなく、まず生活のパターンを見直し規則正しい生活に戻すことですね。夜更かしをしないで早めに眠ることと朝になったら少しくらい眠くても起きることで身体に陽と陰のメリハリを覚えさせることです。漢方薬はあくまでも手助けでしかないのです。


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新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局
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