比較的に多い症状に”子供の腹痛”があります。たいていの場合、特別な異常は見つからず、子供も案外ケロッとしていたりして一安心ということもよくあることです。
さて、大抵は心配いらないといっても、腸重積や虫垂炎などもあり診察を受けないといけないでしょう。腸重積と間違えやすいのが便秘です。子供に好まれる繊維の少ない食事が増えていることも考えられます。運動量が減っていることも考えられます。どちらにしても生活を見直すきっかけとして生活改善に取り組みましょう。
腹痛は訴えるが特に検査しても異常のない場合もよくあることです。これなどは一種の心身症(ストレス病)と考えられているようですが、子供にとっては痛いことは事実です。あれこれ詮索する前に、おなかを優しくさすってあげてください。意外とこれが効果的なのです。
何人か頻繁に腹痛を訴える子供の相談を受けたことがあります。ショウケンチュウトウという漢方薬がとてもよく効いてくれます。ショウケンチュウトウは腹部の筋肉の異常緊張を解く働きがありますから、ストレスによって子供の腹部に緊張が溜まったと考えられます。だとすればお腹をさする行為で治る理由もわかります。
このショウケンチュウトウを継続して飲んでいると、異常緊張を起こさなくなるようです。たいてい2〜3ヶ月くらいで漢方薬が必要なくなりますから、腹痛を頻繁に訴えるようなら一度お試し下さい。また一般的に腹痛を訴えやすい子は、痩せて虚弱な子が多いのですが、続けているうちに顔色もよくなり元気になっていくのがわかります。
やはり子供は元気が一番ですね。検査で異常がなくても体質を改善する漢方薬はいろいろあります。困った時はご相談下さい。
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新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局
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