高血圧に薬剤師が関わると

この秋に計画している薬膳料理・薬草料理の打ち合わせを昨日行いました。料理の講習会は会場の選定が一番大変ですから、コラボ企画として実施することにしたのです。初めての企画ですが食事と運動は健康管理の基本ですから成功させて次につなげたいと思います。


米国と英国から薬剤師が高血圧管理に関わることで血圧のコントロールがよくなるとの報告が最近ありました。それぞれ制度が日本とは異なるものの、現在の日本でも約半数の方は血圧管理が充分でないとされていますから興味深い報告です。


米国ではインターネットを介して血圧を報告してもらい薬剤師が薬の飲み方・生活指導などをアドバイスするというもので、唯一の問題は薬剤師のコストをどうするかということのようです。


英国では薬剤師が高血圧治療薬を直接処方できるようで、米国同様きめ細かなサポートの結果血圧コントロールが良好に保たれたようです。わが国とはかなり制度上の隔たりがあります。


血圧管理をきちんとすれば心臓病や脳卒中などの重大な病気を減らせることがいくつもの研究から明らかになっていますが、現実にはどの国でも充分血圧管理ができていないのです。かと言って医師の負担を今以上に増やすことはできないでしょう。


日本においても薬剤師が血圧管理に何らかの形で関われば脳卒中や心臓病による死亡率を減らすことができるかもしれません。いや減らすことができるでしょう。


私が掲げる訪問活動・ミニ講演・企業に対する健康コンサルタント活動・などで成果を上げられるような気がします。実際にどのようになるかデータが無いので評価のしようが無いのですが試験的にデータをとってみれたらと思っています。


米国同様、問題はコストでしょう。私が試験的に行う場合は無料でもできますが、コストに見合うメリットが無ければ企業も自治体も動きません。


ただ、薬剤師が薬局の中にだけにいる時代ではなくなったのは間違いないでしょう。積極的に行動してみようと思っています。漢方だけでなく最新の知識や心療内科的テクニックを活用して、よい成果を出してみたいと思います。どこかの企業が声をかけてくれないかなぁ・・・。


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新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局
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