慢性に続く痛み

動きの悪い前線が日本に沿うように居座っているため、各地で集中豪雨や洪水が起きています。関係する地域の皆様、事故のないよう気をつけて過ごしてください。日本は温帯型の気候から亜熱帯型の気候に変化しているのでしょうか?


骨・軟骨・関節・靭帯・筋肉などの運動器に原因が無く、あるいは原因となる障害が治っているにもかかわらず、いつまでも痛みが続くことがあります。これらを慢性痛と称しますが、知り合いの方が慢性痛(おそらく)で悩んでいます。


現在は内科的検査・整形外科的検査が終了しているのですが痛みの原因がわからないようなのです。普通の痛みは鎮痛剤で痛みを抑えることが可能ですが、何故か慢性痛はこの鎮痛剤が効き難いことがわかっています。


このため通常の痛みとは違った原因で痛みを感じていると考えられていますが、未だ詳しくはわかっていません。ただ全く対処法がないかと言えば、そのようなことはなく抗うつ薬精神安定剤が効くことが知られています。


どうして効くのか不明なことも多いのですが、慢性痛は心療内科的な病気と考えられているのです。もちろん神経ブロックを使用することもありますので麻酔科が関与する場合もありますが純粋な整形外科的な病気ではないのですね。


不安があると(強いと)痛みが強くなることが知られています。慢性に続く痛みはうつ症状を強くします。精神的なケアが重要なことから、繊維筋痛症を含めて慢性痛は心療内科的なアプローチが有効なのでしょう。


加えて原因が器質的なものでないことから(ひょっとしたら神経に変化があるかもしれませんが)漢方的な考え方も有効と考えられます。フリーラジカル活性酸素)の消去・微小循環の改善・筋緊張の緩和・湿や寒の除去・うつや不安の改善・・・などの作用があります。牛黄や鹿茸の併用は更に効果的かと考えられますので、早期の改善や一度試した方は使用を検討してみてはいかがでしょうか。


時間が経てば経つほど慢性痛(だけでなく他の病気も)は治りにくくなってゆくと思います。身近に悩んでいる方がいたら、心療内科漢方薬に詳しい医師・薬剤師の相談を受けることをお勧めいただきたいと思います。少なくとも鎮痛剤は限られた有効性しかないのですから・・・。


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