緑内障から眼を守る

人生も折り返しを始めると身体のあちこちが傷んでくるのがわかります。眼がよいのが自慢の私も老眼が少し混じってきました。新聞や文献を読むときに眼を離さないと焦点が合わないのです、ガッカリしますよ。


さて純粋な眼の病気で失明に至るのは緑内障が一番です。それだけ緑内障は怖い病気なのですが、緑内障と言ってあなたは何を思い浮かべるでしょうか?少し知識のある方なら高眼圧を浮かべることでしょう。


古典的な緑内障は高い眼圧によって視神経が傷つき視野が少しずつ狭くなってゆき、最終的には失明に至ります。ですから眼圧を下げる点眼薬が処方されタイプによってはレーザーを用いて眼圧が上りにくいような小手術をします。


近年は正常眼圧緑内障というタイプが存在することがわかっており、高眼圧=緑内障ではなくなっています。眼圧が正常でも何故視神経が傷つくのかいくつかの説がありますが、まだハッキリしていません。


視神経を取り巻く微小循環の悪化・フリーラジカル活性酸素)の影響・老化現象・・・などですが、私は微小循環を重要視しています。背景には老化や動脈硬化などが関係するのでしょう。


保険制度の限界もあって正常眼圧緑内障でも微小循環を改善するような薬剤を使用する医師は多くいません。緑内障は眼圧を下げればいいという単純な病気ではないとわかっていてもです。それでも眼圧が一番重要なことに変わりはないのですが。


もし私が緑内障であったなら失明は絶対避けたいので、医師の眼圧を下げる治療に加え微小循環を改善する何か(サプリメント漢方薬など)を飲むことでしょう。


基本健診の中に眼底検査が無い場合もありますが、40代以上では3人に1人以上とも言われる正常眼圧緑内障です。時々眼科医にチェックしてもらうのも必要でしょうね。

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