貧血に気をつけよう

当薬局ではBGM代わりにラジオを流しています。今聞いていたら年賀状について賛否を問う内容でした。私は宛名と感じることを一筆書き加えて相手に出すのですが、両面共に印刷(パソコンのプリントアウトも含む)だけの味気ない年賀状をもらうとちょっと悲しいですね。このような年賀状なら要らないとの意見もわかります。


一番嬉しいのはお客さんから頂く年賀状でしょうか。数枚しかありませんが、仕事を通してのつながりではなく、ほのぼのとした気持ちになり「よし今年も頑張るぞ」と元気が出ますね。


さて、鉄は身近なミネラルであり貧血の原因のほとんどは鉄が不足した鉄欠乏性貧血ですね。この鉄が何かの原因で不足すると、酸素の運搬効率が悪くなり自律神経失調症のような症状が出てきます。


普通は徐々に減ってゆくために検査で気づく方も多いようです。ただ月経のある女性は慢性的な貧血状態にある人が多く、めまい・立ちくらみ・血色不良・慢性的なだるさ・・・などがあれば貧血を疑った方がいいでしょう。


通常、鉄は食事などから1日1ミリグラム吸収され、組織の新陳代謝で1ミリグラム排泄されています。月経時は30ミリグラムの鉄が排泄されますから、その分不足となり女性に貧血が多いのも理解できます。


更に成長期や中高生で運動部に所属していたりすると、鉄分の需要が高まりますから貧血気味になります。一流のスポーツ指導者は、貧血により運動能力が低下することを知っており、食事面の指導も欠かさないと言います。


鉄は、植物に含まれる鉄よりも動物性食物に含まれる鉄の方が吸収がよいので、レバーや赤身魚は効率の良い食品になります。またビタミンCの存在で吸収がよい還元鉄になりますから、この時期ではジャガイモ・サツマイモ・ダイコンなどと一緒にとるのがお奨めです。果物やサラダは身体を冷やす傾向があり、多めの摂取には気をつけてください。


中高年の男性では一般的に貧血は珍しいのでしょうが、万が一貧血を指摘されたら、胃潰瘍など消化管からの出血が多いようです。消化器を専門とする医師の診察を早めに受けてください。


医薬品の鉄剤は、一般的に胃腸障害が副作用として多く報告されます。そこで私のところでは度々紹介しているレバコールを先ず奨めています。もともと胃腸虚弱のある方でもレバコールなら、独特の味以外は問題なく飲めるのが理由です。

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