コラーゲンを補えばぷるぷる?

来週行われる講演会の資料を作っていたら、6時になるんですね。対象に高齢者が多いことと時期的なことを考えて、入浴事故に関する注意事項と応急手当の方法も加えようと思っています。今、慌ててブログを書いています。


世の女性で自分の肌のことを気にしない人は少数派だと思います。お肌の曲がり角に逆らっていつまでも瑞々しく張りのある肌を望んで、高級な化粧品やサプリメント・ビタミンを消費しているのではないでしょうか。


”お肌の曲がり角”って20代前半にありますね。実はもう1回あることに気がついていますか?皮膚を保護する皮脂量の変化で見た場合、20代前半と40歳前後の2回あるのです。「40代になったら肌が荒れやすくなった」と思われているあなた、きちんと手入れをしましょう。


そこで、通信販売などで頻繁に目にするコラーゲン。これを飲めば誰しも若々しい肌が取り戻せるような内容の宣伝ですね。実際はどうなのでしょうか?


コラーゲンとはタンパク質の1種ですから飲むと胃で分解されます。小腸から吸収されるにはコラーゲンのままでは吸収されず、アミノ酸1〜3個の状態まで分解されなくてはなりません。


1〜2個の状態では、卵や肉などのタンパク質と基本的に変わりはないと考えられます。3個ならコラーゲンの性質が多少は残っているでしょう。しかし摂取した量の大部分は1〜2個まで分解されると考えた方が妥当なので、肉や卵を食べることと大きな差はないと思うのです。


ベジタリアンなら別ですが、普通に食事をしている方ならコラーゲンを摂取する必要性があるか甚だ疑問ですね。でも、実際にぷるぷるになった方はどのように考えるのでしょう。
いくつか可能性はありますが、例えばコラーゲンを飲む方は他にも努力しているはず。その影響かもしれませんね。


コラーゲンを愛用している方には、厳しい見方だったでしょうか?私はサプリメント・健康食品・特定保健用食品(トクホ)などは2〜3ヵ月経った時点で一度継続するかどうか冷静に判断すべきと考えています。このような目で、もう一度あなたのコラーゲンを検証してみてください。

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