昨日に引き続き、会長として1年間参加した研修会の内容レポートの第2段です。昨日の内容は子どもとの心の交流がテーマでしたが、今日は食育をテーマにしてあります。どちらも保護者の心にゆとりが必要ですね。
新潟県小中学校PTA研究大会は第2分科会に参加し「子どもを取り巻く食」と題したパネルディスカッションが行われました。興味深い発言として《ながら食育》の提案があり、家庭でも実践しやすい方法なので紹介します。
《ながら食育》とは○○○しながら食について考える方法で、買い物の途中で、テレビを見て、他人の食事シーンを見て、など機会を捉えて食に対する意識を高めることが出来ると報告されました。またアッサリした食品を知らない欧米人は中年以降もカロリーオーバーの食生活が続き心臓疾患が多くなることから、子どもの頃見た食品は実際に食べていなくても嗜好の変化により成長と共に食べられるようになるとのことで、なるべく多くの食品を食卓に上げることが、将来の生活習慣病対策になるとの考えも示されました。
長岡市P連主催の会長副会長研修会では栄養士会長岡支部長松井直子先生の「食育における家庭の役割」と題した講演がありました。《食》というものを通して、コミュニケーションや精神的豊かさを育み、マナーや礼儀を身につけることができるとの話に、一家全員揃って食事する機会が少ない我家は反省せねばなりません。(一番悪いのは私です。)
また自然の恵みに対する感謝や環境との調和、食糧問題への関心、地域文化と食との関係、など社会生活と関連する広い範囲に話題が及びました。当然、食の安全や栄養を考えた献立は最低限の知識として身につけさせるべきものでしょう。いろいろな機会を捉えて子どもと《食に関する話》をしていただきたいと思います。
《こころの扱い方》《食生活》ともに忙しい現代っ子にとって、食事・運動・睡眠の時間が犠牲になっているとの調査結果があります。他地区のPTAでノーメディアデーとしてテレビ・パソコン・ゲームなどを使わない日を作ったら家庭での会話が増えたそうです。
週1回で実践されているとのことでしたが、1ヶ月に1日くらいはそのような日を作ってみると、心の交流や食事を通した教育(団欒)が今までよりもスムーズに行えるのではないでしょうか。《忙》という文字は、心(忄)を失う(亡)と書きますね。
他には学校薬剤師として参加した学校保健会。性教育の分科会に参加しました。普段の業務から離れたものの幅広い知識を得られたと感じています。この知識をどこかで誰かに伝えてゆかなければと思うのです。講演依頼待ってます。
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新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局
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