口内炎が治りやすい人・治りにくい人

  病気が早く治る人もいれば、同じ病気なのに長引いて治りにくい人もいます。
一般的には、病気の原因や病態の違いにより、治りやすいタイプ・治りにくい
タイプのように分類しています。

 一方、病気側ではなく別の視点(人の状態)から、考えることもあります。
一般的な「病因論」に対し、「健康生成論」と呼べる考え方で健康要因を
探り、積み上げて、病気を治したり予防したりするわけです。東洋医学は、
この視点を重視しているので「体質改善」と言われるのです。

 今、中国で流行している新型肺炎も、罹患する人もいれば罹患しない人も
いるので、罹患しない人に共通する要因を見つければ、新たな予防策になると
いうわけです。

 口内炎に話を戻します。通常であれば、口内炎は1週間程度で治ります。
それでも治らない人は、ビタミン(主にB群)を補充したり軟膏などを使用
すれば落ち着くはずです。ところが、これでも治りにくい人がいるわけです。
病因論の立場では、難治性・抵抗性と名前がついたりします。

 では、健康生成論ならどのように見立てるでしょうか? 漢方医学的には
胃腸の状態との関連を考えることが多くあります。虫歯や歯周病が無い、と
いう要因もあるでしょう。もっと遡れば食後の歯磨き習慣が上がるかも
しれません。

 とにかく、病気が治りにくいとか、再発しやすい、などで悩んでいる人は
一度「健康生成論」の立場で自身を振り返って見ることをおすすめします。
健康要因を積み上げて、病気に罹患しにくい身体、治りやすい身体、再発
しにくい身体、を作りたいですね。

 

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  薬剤師・心理カウンセラー(公認心理師)  廣橋 義和

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