統合失調症に対するオープン・ダイアローグ

 統合失調症の治療に大変化をもたらすかもしれない心理療法
あります。ちょっとオーバーな表現かも知れませんが、そんな
可能性をオープン・ダイアローグという心理療法は秘めている
のです。

 

 本来は、数人のスタッフと相談者(+家族)という多人数で
構成されます。一方私の場合は、相談者と私だけという一般的な
面談スタイルで行っています。

 

 オープン・ダイアローグの特徴は、多人数で行うことで多様な
考えに触れることにあります。そして、統合失調症であっても
相談者の考えを否定することはありません。おそらく、否定され
ないからこそ、素直に他人の意見を聞くことができるのでしょう。

 

 その結果、自分にとって内面に響く、あるいは腑に落ちる考え
に出会えれば、その考えをキッカケに何か変化が起きます。
数少ない経験ですので、まだ大雑把なイメージでしかありません。

 

 最近あったAさんのケースです。Aさんは、何回も自殺未遂や
他殺念慮を経験し、緊急入院を繰り返してきた人です。Aさんの
相談に対し多くの薬剤も服用中なので、オープン・ダイアローグを
提案しました。

 

 途中で面談中断の宣言を受けたこともありましたが、なんとか
継続することを私は意識して、オープン・ダイアローグ的な対応を
心掛けていました。(多様な視点を提供することだけを意識)

 

 ある日、Aさんは今までの幻視や幻聴への感じ方・考え方に
疑問を持ったそうです(Aさん談)。その時以来、幻視・幻聴を
話題にすることはなくなっています。

 

 私自身、「オープン・ダイアローグでの変化って、ある日・突然
なんだぁ、、、。」って感じました。でも、この自然な変化が
確実な効果に繋がっていくんだと思います。

 

 統合失調症に限らず私の面談の中には、オープン・ダイアローグ
のエッセンスを取り入れた対話を心掛けています。自然な気づきで
回復することが一番ですからね。

 

 

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 薬剤師・公認心理師(心理カウンセラー)  廣橋 義和

 

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