統合失調症の治療に大変化をもたらすかもしれない心理療法が
あります。ちょっとオーバーな表現かも知れませんが、そんな
可能性をオープン・ダイアローグという心理療法は秘めている
のです。
本来は、数人のスタッフと相談者(+家族)という多人数で
構成されます。一方私の場合は、相談者と私だけという一般的な
面談スタイルで行っています。
オープン・ダイアローグの特徴は、多人数で行うことで多様な
考えに触れることにあります。そして、統合失調症であっても
相談者の考えを否定することはありません。おそらく、否定され
ないからこそ、素直に他人の意見を聞くことができるのでしょう。
その結果、自分にとって内面に響く、あるいは腑に落ちる考え
に出会えれば、その考えをキッカケに何か変化が起きます。
数少ない経験ですので、まだ大雑把なイメージでしかありません。
最近あったAさんのケースです。Aさんは、何回も自殺未遂や
他殺念慮を経験し、緊急入院を繰り返してきた人です。Aさんの
相談に対し多くの薬剤も服用中なので、オープン・ダイアローグを
提案しました。
途中で面談中断の宣言を受けたこともありましたが、なんとか
継続することを私は意識して、オープン・ダイアローグ的な対応を
心掛けていました。(多様な視点を提供することだけを意識)
ある日、Aさんは今までの幻視や幻聴への感じ方・考え方に
疑問を持ったそうです(Aさん談)。その時以来、幻視・幻聴を
話題にすることはなくなっています。
私自身、「オープン・ダイアローグでの変化って、ある日・突然
なんだぁ、、、。」って感じました。でも、この自然な変化が
確実な効果に繋がっていくんだと思います。
統合失調症に限らず私の面談の中には、オープン・ダイアローグ
のエッセンスを取り入れた対話を心掛けています。自然な気づきで
回復することが一番ですからね。
長岡の相談薬局・ひろはし薬局 TEL (0258)37-7551
薬剤師・公認心理師(心理カウンセラー) 廣橋 義和
ひろはし薬局LINE公式アカウント開設しました
ID @198xhqqe よかったら登録してください
ひろはし薬局のサイトでより詳しい情報を提供します。
(現在、新しいサイトを頑張って作成中です) https://hirohashi-pharmacy.jp/blog/message/
メールマガジンの申込も随時受付中
⇒8hirohashi\gmail.com (\は@に変えてください)
薬機法の関係で、具体的な薬品名は表示を控えています。
お知りになりたい場合は、直接ご連絡ください。
講演の依頼、随時受付中です。お気軽にお問い合わせください。
訪問による出張相談・在宅相談にも積極的に応じています。
ひきこもり・うつ病などのメンタル相談、外見の気になる皮膚病相談、
病中・病後など体力低下による外出困難な場合、など遠慮なく
お申し付けください