猛暑から一転、温度の急降下で体調管理に不安を覚える人も
多いのではないでしょうか。一方、食欲の秋ですから、秋が旬の
美味しい味覚にも気持ちは流れます。
ということで、本題の糖尿病の話題へ。
糖尿病は、慢性の経過を辿る中で、いろいろな合併症を伴って
ゆきます。ざっくり言って10年くらい老化が早く進むとされます。
有名な合併症は「しめじ」と呼ばれる、神経障害、目の障害
(網膜症)、腎障害です。これらは、細い血管が糖尿病で傷つき
神経や目の網膜や腎臓にダメージを与えることで発症します。
太い血管が傷つくと「えのき」です。壊疽、脳梗塞、狭心症
(心筋梗塞などの虚血性心疾患)と、いずれも致命的な病気に
なります。
他にも「こがに」と呼ばれる、骨粗鬆症、がん、認知症が
あり、糖尿病の方は発症リスクが高まることが知られています。
そして「かきは」は、肝障害(脂肪肝)、筋量減少、歯(歯周病)
にも注意が必要です。
合併症を予防するカギは、血糖管理や血圧管理などです。
ただ、その基本にあるのが食事や運動で、初期の糖尿病では
生活習慣の改善などで糖尿病が治ることがあると新潟大学の
曽根教授らが発表しました。
ポイントは、いかにインスリンを分泌する膵臓の負担を軽く
するかに、かかっています。特に初期は、膵臓も完全に弱って
ないので、早く負担を軽くできれば糖尿病も治るわけです。
「しめじ、えのき、こがに、かきは」は、健康寿命を延ばす
ため、医療費の負担を軽減するためにも、気をつけたいものです。
食事や運動に加えて、私は漢方薬やサプリメントなどで、その
応援ができればと考えています。
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薬剤師・公認心理師(心理カウンセラー) 廣橋 義和
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