熱中症に気をつけよう

今日は朝から気温が上っていますね。いよいよ本格的な夏到来でしょうか。今年は体温以上の気温が何日出るんでしょうか、今から気になります。


毎年暑くなると車の中に置いていかれた乳幼児が熱中症で、重体とか死亡とかでニュースになります。車の中は農家のビニールハウスと一緒で温度はグングン上昇していきます。記憶が定かではありませんが、10分ほどで50度以上にもなるそうです。


この温度では、子どもでなくても身体は参ってしまいますね。パチンコをしていた、なんてのは論外ですがちょっとした用足しのつもりでも気をつける必要があります。晴天下ほどでなくても曇り空でも意外と温度は上昇しますから頭に入れておいて下さい。


熱中症は体熱の放出が不十分のために、身体に熱がこもった状態。エアコンの普及で汗をかく機会が減って、汗をかきにくい体質の人も増えています。こんな人は注意が必要ですね。汗をかくということが熱中症の予防には必要なことなのですから。


漢方では、汗をかくには胃のエネルギーを必要とします。したがって必要以上に冷たい飲食物を摂り過ぎると胃のエネルギーが消耗してしまい発汗量が減ってしまうという皮肉な結果となります。屋外など体外から熱が入ってくるのに発汗が抑えられると(冷たいものを摂り過ぎたり風がないと)熱中症も起こりやすくなるので、くれぐれも摂り過ぎないように注意してください。摂り過ぎといっても鳥肌が立つほどでなければ大丈夫でしょうね。


屋外でも日陰など涼しい環境ならあまり心配ないでしょうが、発汗によって失われる水分やミネラルをきちんと補給する必要があります。スポーツドリンクはこの点を考慮して設計されていますから上手に利用すればいいでしょう。ただし、ミネラルだけでは不味いので糖分を加えて飲みやすくしてありますから、カロリーも考えてお使い下さい。


かんきつ類の絞り汁にハチミツで味を調整してオリジナルのスポーツドリンクを作ってもいいでしょう。体のことを考えた添加物の代わりに愛情が入ったドリンクでこの夏を無事乗り切りましょう。なお、熱のこもりやすい方には牛黄(ごおう)をおすすめします。カプセルタイプ・ドリンクタイプ・小児用ドリンクの中からお選びいただけます。


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新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局
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