がん患者さんにできること

漢方相談を標榜していると、時々ガンの相談を受けます。乳がん・肝臓ガン・リンパ腫・胃ガン・肺ガン・大腸がん・卵巣がん・子宮ガン・前立腺がん・白血病・・・・。


大抵は末期の状態で奇跡を期待して来るのでしょう。漢方家としては、あらゆる知識を総動員してなんとか奇跡が起こることを信じて薬を選び調合して渡しています。


漢方薬の効果は、抗がん剤放射線の副作用を抑える・がん病巣へのルートを確保して治療効果を高める・全身の体調を調える・等があります。全身の状態や体調によって漢方薬を使い分けますが、漢方薬を使ったほうが治療効果や体調の面でよい結果が得られたとの報告が多くあります。


漢方薬に加えて、抗ガン作用のある生薬や免疫力を高めるキノコ類を使うこともあります。これらは金額も高めですから効果を2〜3ヵ月で判断するように心掛けています。特に末期の方の場合、効果がないものに無駄な時間を費やすわけにはいかないという理由と経済的な負担を減らしてあげたいという気持ちからです。


人間の体は不思議で、笑うことで抗ガン活性が高まったり、ガンを叩くイメージでガンが治ったり、副作用を気にすることで副作用発現率が上ったりします。精神腫瘍免疫学という分野で最近盛んに研究されていますが、末期がんでもガンが消えたりすることがあります。


このようなことをがん患者さんに話して、その人にふさわしいガンの食事療法を実施してもらいながら奇跡が起こることを祈っています。ガンは一筋縄ではいかない病気ですが、実際に治っている方もいますから希望を捨てず、あらゆる方法を取り入れてみたいと思います。


皮膚病・生活習慣病・心の病・漢方薬
新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局
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