狂豚病? 食事を考えてみよう

毎日配信される医療系メールマガジンの記事に“米国で発生した神経系の病気は豚の脳が原因か”とありました。発症したのは解体作業の従事者だと言うこと以外詳しくは未だ解りませんが、牛や羊の狂牛病だけでなく、豚も注意が必要なのかも知れません。


昨年から食の安全が毎日のようにマスコミの話題になっています。今年に入ってからは農薬ギョウザ問題があり、国際問題に発展しそうな勢いですね。表示偽装や意図的な薬物混入などは自衛するにも限度がありますが、匂いや味など動物としての感を働かせて腐敗しているかどうか程度は判断出来る能力を大切にしないといけないと思います。


ガンや生活習慣病の原因のほとんどは食事と運動不足ですが、とりわけ食事の影響は大きいでしょう。にもかかわらず食事内容に意外と無頓着だったりしませんか。私も人のことは言えませんが、省みると暴飲暴食の日々でしたね。幸か不幸か丈夫な胃腸を授かったものですから、目で食べてきたように思います。


目で食べるとは、美味しそうな食べ物を見るとお腹いっぱいになるまで食べてしまうんですね。お陰で最近は太ってしまったし、食べすぎで胃もたれを感じることもあります。ゆっくり噛んで頭が満腹と感じたら限度にしないといけないのですね。


漢方の古書には「食べ物で病気になることも病気を防ぐこともできるのに、食べ物に注意を払わない人が多くなっている」という内容の文が書かれているそうです。最近は食事代わりにサプリメントで栄養素を補えると考える人が増えている印象を受けますが、サプリメントはあくまで食事の補助であることを忘れてはなりません。サプリメントの極端な依存が逆に病気の発生を高めたというデータもありますからね。


自然治癒力・抵抗力・回復力などと言われますが、基本となる体力を作るのは食事が源です。○旬の食べ物を ○バランスよく ○よく噛んで ○腹八分目に 食べる。当たり前のことが最近できにくくなっているような気がします。薬剤師の立場で食育に取り組んでみたいと思います。


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