サプリメントもほどほどに

健康に高い関心がある人は多くいます。10代20代の若い人ならイザ知らず、人生経験を積めば身近な人に病人や亡くなる方も現れますし、自分の体調の崩れも気になるからでしょう。


薬局・薬店・ドラッグストアで販売される医薬品市場は低迷を続けていますが、反対に健康食品・サプリメント市場は増加を続けているのです。医薬品にはどうしても副作用というものがマイナスイメージとして付き纏います。


健康食品・サプリメントは、販売側も「副作用がない」「医薬品との相互作用がない」などの言葉で売られることも多く、一般の方も健康食品には漠然とした安心感を抱いているのではないでしょうか。


一般的な食品であれば尚更です。1年ほど前までは健康番組の内容は特定の食品を食べれば、多くの病気が治るような内容でした。ヒトの身体は複雑で且つ絶妙なバランスを保っています。


ヨーグルトが健康にいいからと毎日500g以上のヨーグルトを食べていた方は、コレステロールが下がらず大学病院に紹介され多くの薬を使用しても下がらないため、よくよく調べたらヨーグルトの食べ過ぎだったと、大学教授に聞いたことがあります。


友人の腎臓内科医はバナナの食べすぎでカリウム値が上って危険な状態になった方を経験してます。誰でもこのようになるわけではありませんが、極端な摂取の仕方をすれば身体のバランスを崩すのです。


多くの健康食品・サプリメントは有効な成分をある程度の量含有しています。食品に比べ成分は濃縮されていますから、正しい知識を元に摂取する必要があるのです。そして注意深く体調の変化に気をつける必要があります。


若い人の中には、マルチビタミン等のサプリメントさえ摂っていれば大丈夫と考えている方がいますが、大間違いです。基本は食事であって、努力しても不足しがちなものをサプリメント・健康食品で補うようにしないと健康食品で身体を壊す本末転倒の結果になりかねません。


健康食品が「不健康食品」「負健康食品」にならないよう、信頼できるところで相談して賢く利用してください。


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新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局
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