動脈硬化の血管が若返る!

昨日メタボリックシンドローム研究会にて、以前から興味を持っていた内容について話を聞くことが出来た。コレステロール中性脂肪の異常を脂質異常症(従来は高脂血症)と呼ぶわけですが、改めて脂質はややこしいなと感じました。


以前からチラホラと動脈硬化を起こした血管が、元のように戻ること(退縮)があるらしいとは聞いていたのですが、どうやら強力な薬によって現実味を帯びてきたように思います。今までは偶然性が高かったように感じていたのです。


動脈硬化が進展するには、悪玉コレステロールと血管内皮傷害(炎症と酸化ストレスが主に関与か)の両方が必要です。特に酸化ストレスは重要と考えて今までアドバイスしてきました。


脂質の評価にはいくつかの方法があります。過去のブログでも述べましたが、総コレステロール値よりも悪玉コレステロール値を重視することで今後の健診は進められます。悪玉と善玉の比(LDL/HDL比)あるいはノンHDLなども状況により使用しています。


昨日の講演でLDL/HDL比が動脈硬化の退縮の指標として使えることを知りました。単純に説明すれば動脈硬化が元に戻るには善玉コレステロールを増やして悪玉コレステロールを減らせばいいのです。


具体的に善玉コレステロールを増やすには、運動と体重管理が重要です。悪玉コレステロールを減らすには現在主流のスタチン類を使用しますが、”田七人参”を使用して下がっている方も何人かいます。


今日からアドバイスの内容を変えることができる役立つ講演でした。新しい知識を相談に来た人に還元し、漢方分野に応用できるところは応用して、皆さんの健康管理に役立てたいと考えています。


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