今朝のテレビで必殺仕事人の藤田まことさんが食道がんになったと報じられていました。食道がんといえば、タバコ・濃いアルコール・熱い飲食物・ピロリ菌除去が思い出されますが、藤田さんにはこれらの危険因子はどうだったのでしょうか。
強い胃酸の中でも生きることの出来る細菌ピロリ菌が発見されてから潰瘍治療も変化しました。難治性の胃潰瘍も再発しない人が増えているのです。代わって目立ってきたのが逆流性食道炎、バレット食道という変化を起こすと食道がんになりやすいとされています。
ピロリ菌除去だけでなく脂肪分の多い食事やアルコールも逆流性食道炎を起こしやすいそうですから、気をつけましょう。繰り返せば食道がんになりやすいと言えますから、たかが胸焼けと放って置くのは感心できません。
タバコは食道がんに限らずあらゆるガンの原因になります。タバコをなくすだけでガン患者を2/3に減らせるそうです。愛煙家にとってアルコールを飲みながらの一服は至福の一時でしょうが、タバコに含まれる発癌物質がアルコールに溶け込み危険性が増加するので止めたほうがよいでしょう。
喉もと過ぎれば熱さを忘れるとの言葉があります。私は熱い食物が通るのがわかるのですが、あなたはいかがですか?さておき、熱い飲食物も食道の細胞を傷つけながら通過して行きますから気をつけたほうがよいようですね。
ガンは細胞が傷害されることで発生の確率が高くなります。組織は傷害されても繰り返し修復作業を繰り返しますが、回数が増えればエラーを起こしやすくなるのは、どの世界でも共通です。《何事もほどほどに》がガン予防にも大切です。
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