女性の水虫患者が増えているそうです。多くの人のイメージとして”水虫=おじさん”ではないでしょうか。女性にとっては相談して水虫薬を買うのは抵抗があるようで、ドラッグストアでセルフで他の買い物と一緒に購入するのが一般的です。
このような現状から医薬品メーカーは女性に購入しやすい外観のパッケージにするなど工夫しています。女性誌への広告やTVコマーシャルへ投資して売り上げを上げようとしますが、肝心な中身はどうなのでしょうね?
かなり大雑把ですが自称水虫の方では、約半数が水虫以外の皮膚病だと皮膚科医に聞いたことがあります。水虫でないのに水虫薬を付けると?変化しない?元の病気が悪化する?元の病気+水虫薬による皮膚炎の併発・・・の3パターンが考えられます。
?の場合金銭的な損失が生じます。?では感染性の皮膚炎などで悪化する場合があるでしょう。?ではお金をかけて新たな皮膚病を作る最悪のパターンです。正しい使用の前に確実に水虫であるかどうかが大変重要なのですが、セルフで購入する場合にはこの時点で危ういのです。
もちろん医師が見てもすぐには判断できないケースが存在します。顕微鏡で見ても水虫薬の使用した後では見逃すケースも少なくありませんが、素人が見るより精度は高いでしょう。
足の皮膚病=水虫ではありません。汗疱(カンポウ)・掌蹠膿疱症・角化症・接触性皮膚炎・細菌性皮膚炎・などは私も水虫の相談で確認しています。ドラッグストアで水虫薬を買う前に皮膚科専門医や皮膚病に詳しい薬局で相談することをお勧めします。
皮膚科の病気・心療内科相談・漢方薬・生活習慣病・不妊症
新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局
http://www3.ocn.ne.jp/~hirohasi/
過去のブログの主なものはホームページにリンクを貼ってありますから、見たい記事がありましたら《ひろはし薬局のホームページ→過去のブログ》から探してみてください。
メールは《Re:タイトル》でお願いします
hirohash@seagreen.ocn.ne.jp