性感染症防止の基本はコンドーム

昨日は七草粥を召し上がられましたか?我家は雑煮を食べましたよ。7日正月と言っていますからね。伝統行事の多くは季節感がずれるように感じるのは、新暦(現在使われているカレンダー)の月日で旧暦の行事を行うからなのでしょうね。ちなみに旧暦の1月1日は今月26日ですから、2月1日に七草粥を食べても構いませんね。


エイズウィルスは、大多数の人が一番怖い性感染症に上げることと思います。C型肝炎などのウィルスに比べ、感染力も弱いことから日常生活での感染は、先ず心配ありません。ここまでは今まで何回か聞いたことがあると思います。


だからエイズウィルス保菌者と性行為を行った場合、少しくらいなら大丈夫と妙な安心感を持っても不思議ではありません。ところが意外な結果が発表されました。ヒトの正常な膣粘膜を使った実験でエイズウィルスは4時間で免疫細胞(エイズウィルスの感染部位)に到達したと言うものです。


一般的にウィルスや細菌は、正常な皮膚や粘膜からは容易に進入できないとされています。傷がついていたりバリア機能が破壊されていたりする所から進入すると考えるのが妥当なわけです。そうでなければ雑菌だらけの世の中ですから、簡単に誰も多くの菌に感染するわけです。


ところが期待を裏切った結果が出たわけですね。しかも感染力がさほど強くないと思われるエイズウィルスがです。この結果を受けると「性感染症を防ぐにはコンドーム着用しかない」との結論が出てきますね。


話題に上がることは少なくなりましたがエイズウィルス感染者は現在も確実に増加しています。性交初体験の年齢も低年齢化が進んでおり、中高生に正しい性感染症の知識を教える必要があるのではないかと思います。


いろいろ議論はあるでしょうが、現実を正しく把握し、どのような対応をすべきか考えるべきでしょうね。感染力の弱いエイズウィルスでさえも正常粘膜から感染する結果を受け、性教育問題を考えてみました。

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