カサカサ肌の痒み対策

本日は私の誕生日です。と言ってももうおめでたくはないですね。だいたい年齢を聞かれて、いくつだったかわからなくなりますからね。毎年更新(年齢を)するのが面倒になってきているのですが、同年齢の方、そうじゃありません?


さて、暖房がフル稼働の我家では燃料費が上って大変です。かと言って、暖房を止めるわけにはいきませんから早く春が来ないかと首を長くして待っています。この時期は皮膚から分泌される汗や皮脂が少なく皮脂膜が充分できません。それに加えて暖房の影響で皮膚の乾燥が更に進むことでカサカサ肌や痒み肌になるのです。


新聞に出ていたライオンの調査によると30〜50代の女性の86%が肌の乾燥や敏感肌を自覚しているとのこと。適切なケアを行えば、皮膚炎まで進行させることはないはずです。基本的にはアトピー性皮膚炎のスキンケアと同様ですね。


暖房により室内は乾燥が進みます。インフルエンザなどの感染や皮膚の保湿を考えると理想的な湿度は50〜60%です。恐らく大抵の家庭や職場で40%前後だと思われますから乾燥が進んでも不思議ではありませんね。ただ加湿する時はカビやレジオネラ感染などの危険性も考慮しなくてはいけませんね。


冬場は衣服に覆われており汗の出も悪いことから皮膚が汚れることは夏ほどではありません。ですから入浴時の洗い方もナイロンたわしでゴシゴシすることは必要ありません。洗い過ぎが大切な皮脂膜を失くしてしまっていることに気がつくべきですね。


またデータによると女性ではホルモンの関係なのでしょう、40代に入ると皮脂の分泌が低下してきます。20代前半の”お肌の曲がり角”がもう一度来ることも知っておいて欲しい事柄です。


多くの方にとって全身をケアできるタイミングは限られています。入浴後や着替える時に必要充分なスキンケアを行ってみましょう。入浴後は10分以内(できれば3〜5分以内)に皮膚の水分が逃げないようクリームや乳液を全体に塗り伸ばします。着替える時は保湿ローションをつけて水分を補ってからクリームや乳液をつけます。


保湿ローションは水分の補給、クリームや乳液は油性成分で皮膚の水分をカバーします。食品の瑞々しさを保つラップに相当するのがクリームや乳液だと思ってください。クリームや乳液を塗るタイミングも10分以上経過すると皮膚の水分が入浴前の乾燥した肌の状態と変わらなくなるからなので、できるだけ早い方がいいわけですね。


ちょっと手間がかかるかもしれませんが、ポイントを抑えておけば効果は確実です。ちょっと強めのステロイド軟膏が処方されていたお客さんにスキンケアセット(保湿ローションとAEP軟膏)を使って頂いたところステロイド軟膏が必要なくなったケースがあります。たかがスキンケアですが、きちんと使えば努力は報われることでしょう。


気になる方は、是非相談においで下さい。

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