喘息とビタミンD

先週の荒れた天候とは大違いで、今日の長岡は久々の晴天です。ようやく春が近づいてきたのかなぁと、そんな期待が膨らむような陽気で、このような日は気持ちがウキウキしますね。日本海側は冬期間は厚い雪雲に頭上を覆われ、気分も滅入りがちです。だから太平洋側に比べて自殺率やうつ病の発症率が高いのではないかと考えています。


今や喘息治療は、吸入ステロイドがゴールドスタンダードとなっています。吸入ステロイド治療が普及してからは喘息死の頻度も減少してきたと思います。ただステロイド以外の治療法や養生法が必要ないという状態では決してありません。


気管支喘息の病態は、気道の慢性炎症があり気道の過敏性が高まっている状態です。ですから慢性炎症にはステロイドが奏効します。また気道過敏性には、乾燥やアレルゲンの刺激などによる気道粘膜の荒れた状態ですから、粘膜を保護する作用のある漢方薬やビタミン類などが効果的だと考えられます。


そこで私はビタミンAを推奨してきたのですが、今回米国の呼吸器専門誌に発表されたのはビタミンDの不足が喘息を悪化させるというものでした。


その報告によると、ビタミンD不足は気道過敏性を高め、炎症を増大させるそうです。そして喘息の人はステロイド使用によりビタミンDの消耗が激しいので積極的に補給することが望ましいと結論付けています。


ビタミンDは魚介類やレバーなどの多く含まれ、レバコール(鰹のレバーが原料)やポリグロン(ビタミンA・D含有製剤)が当薬局にあります。今回の記事を見て、レバコールで喘息が軽快するとの報告が医学的レベルで納得出来ましたね。

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