ストレスって何?

今年は風薫る5月になっても寒く感じる日が多いように思います。(年を取ったせいではないと思うのですが・・・)
いわゆる5月病とされる時期に差し掛かりました。新しい生活環境に早く慣れるといいですよね。

昨年の自殺者は3万人を下回ったとはいえ高水準であることに変わりはありません。ストレス社会と言われて久しい今の日本ですが、ストレスって何?と言われたらどのように答えたらいいか、ずーっと考えてきました。
「ストレスを減らせ!」と言われても、どのように減らしたらいいかわからないですよね?心理カウンセラーとしては、解決策を示せてこそ専門家としての価値があるように思うのです。

最近ようやく一つの答えらしきものにたどり着きました。「一つの・・・らしきもの」という表現をしたのは、まだまだ完成途上だと思うからです。いろんな説明に使いながら完成させてゆきたいと考えています。ただ、完成途上でも伝えた方が良いと考え書きます。

ストレスとは、自分の理想とする状態と現実の状態との差でしょうか。
自分の理想とする状態は、「本来はこうあるべき」「このようになる筈だ」「こうでなけりゃ困る」というような状態です。
また現実の状態は、「(こうあるべきなのに)実際は違う」「考えた通りにならなかった」などです。

例えば、一番多いであろう人間関係では、気配りが足りない人との関係でイライラしますね。その時、「普通なら(私なら)このくらいの気配りはする筈(だからあの人も・・・)」という理想の状態に対し、実際は思うような気配りをしてくれなかった。これが、常に繰り返されればストレスをたいていの方は感じることでしょう。

ストレスを理想と現実の差と考えると、対策が見えてきます。差を縮めればストレスは小さくなりますから(例えゼロにならなくても)、理想を低くするか、現実を理想に近づくように行動するか、ですね。
先ほどの例えなら、「こうあるべき気配りの水準を下げてみる」・・・気配りをする必要のない環境で育ったと考えたりですか。また、「気配りとは、このようにするのよ」と教えてあげるわけですね。
何故そこまで?と思う方は、無関係の他人と考えることもできます。赤の他人なら期待もそれほどしないでしょうからね。

この考え方は、自分自身にも当てはまります。自分の理想の状態と現実との開きがストレスですから、理想に届かなかった自分にイライラすることは当然でしょう。届きそうな目標なら、良いストレス(励み)になりますから、開きを確認して、過度のプレッシャーを自分にかけないようにするといいのではないでしょうか?

いろいろな相談を受けていると、医師から「ストレスを減らせ!」と言われてくる方が多いのですが、どうやって減らせばいいか皆さんわからず困っている状況から、ずーっと考えてきました。このような説明を最近していますと、理解はしやすいようです。その上で漢方薬やカウンセリング・心理療法に応用すれば、早く回復するのではないかなぁと考えます。
より、洗練させて改めてブログに書きたいと思います。


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