頑固な口内炎や舌の痛み

各地で局所的な集中豪雨があり、あっという間に床下や床上浸水の状況になることが、連日のようにニュースで流れています。災害列島なんて言葉もあるように、日頃からいろいろな災害リスクについて準備し備えておきましょう。一方、感染列島を思い起こすようなデング熱の広がりに、虫よけスプレーが品薄状態とか・・・。これも、予防対策の一つですね。

こんなことを書きながら、私が最近常に考えていることは、治療以外の養生法や予防法。大雨に伴い発生する土石流や地滑りが起きた後に重機などを使って土砂を除く作業は、現在一般的に行われている治療に当たります。でも、考えられる災害に対し情報を収集し備えることは、時として無駄になるかもしれませんが、病気の予防法に相当します。どちらも大事ですが、予防法があまり重視されないのが現状ではないでしょうか?大きな被害を受けた自治体と最小の被害で済んだ自治体があったとしたら、被害を最小でくい止めた自治体は称賛に値します。・・・けど、無駄な投資かもしれない整備より目先の景気対策などが優先される現状がありますよね。

健康を作る!そのための”無駄にはならないであろう投資”ができるといいですね。やはり基本は、運動と食事などの生活習慣です。特効薬はありませんが、お金のかからない方法です。

さて、本題からかなりずれてしまいました。頑固な口内炎や舌の痛みで悩んでいる方は意外にも多いように感じます。通常はビタミンB群を中心に、口内炎用の軟膏を使っています。それで治れば問題はないのですが、時にこのような一般的な方法に反応しない場合があり、他のビタミン剤を使ってみたり、歯科的な治療をしたり内科的な原因を探ったりします。何も原因がなく、しかも器質的に(舌や口に)異常がみつからないと、「気のせい」とされて、安定剤(抗不安薬)や抗うつ薬を出されるのが一般的なケースでしょうか。

確かに、精神的な影響も多く受けますが、漢方的な見方も加えたいと考えるのです。口の中を観察すると、砂漠のように乾いている人や洪水状態のようなケースがあったり、真っ赤な舌や白っぽい舌やどす黒い舌など十人十色です。この状態から、我々漢方家は全身のバランスの崩れを推理します。そして、今の状況を作った生活習慣の是正とともに漢方薬を飲んでもらうのです。中には神経質な方もおり、このような場合は軽くカウンセリングを加えたりします。口の中の異常でも、全身のバランスや心の状態までも把握してトータルな視点を持つことが重要なのですが、専門分化された現在の医療に慣れている方は、理解しにくい面があるかもしれません。

よくあるケースでは、血熱が関係することでしょうか。ストレスの多い現在の社会とバランスの悪い食事が原因となっているようです。ここを改善しないと、治りにくいばかりか再発しやすくなるのです。食事バランスは身に覚えがあれば改善できるでしょう。ストレスの扱い方は、感情の扱い方と同じです。まず、自分の感情を素直に感じて認めることからスタートです。その上で、その感情を適切に処理するのですが、ケースバイケースですから必要なら相談ください。



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