パニック発作を治すには

 芸能人も含めてパニック発作に悩む人は意外にも多く、発作によって活動に影響を及ぼしたり、日常生活が障害されたりするので、周囲の人も正しい情報に基づいた理解が必要な症状だと言えます。

 パニック発作は上図で示すように、脳内部位の反応によって生じると考えられます。大脳辺縁系視床下部・脳下垂体の反応がメインであり、この部分に働きかけるのが治療の本質と言えるでしょう。

(図は、http://hirohashi.wp.xdomain.jp/で見ることができます)

 薬物療法には漢方薬も含めて安定剤が用いられ、自律神経系・内分泌系の乱れによる内臓や身体部位の多用な症状を抑えます。しかしながら一時的な作用であるため、根本的な治癒には心理療法やカウンセリングによるストレス対策が重要だと思っています。

 パニック発作の背景には、未来に対する不安や過去の嫌な体験の想起があり、それに対しては「今、ここ」で考える大脳新皮質をまず働かせます。大脳辺縁系はマイナス感情とリンクするので、日頃の良いコミュニケーション作りがパニック発作の予防や軽減に有益です。そして視床下部・脳下垂体の過剰反応には、自律訓練法やマインドフルネスなどにより適正な反応が回復してきます。

 ただカウンセリング・心理療法は、一部を紹介したに過ぎません。ヨガや呼吸法が効果的な人もいますし、その人その人に合った方法を見つけて頂ければよいでしょう。

 当薬局の経験では、まず漢方薬で症状を安定させて、落ち着いてきたらカウンセリング・心理療法で根本的な治癒に導いていることが多いようです。もちろん、漢方薬も含めて減量するので、最終的には薬も必要としない状態で終了しています。

 パニック発作でお悩みの人は、参考にしてみてください。

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